再生への旅

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help RSS これでお終い涅槃会・興禅寺の場合

<<   作成日時 : 2010/03/13 16:16   >>

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調はぬ初音ながらもうれしさよ  玉宗


3月13日、能登半島地震被災以来、三年ぶりの興禅寺涅槃会法要を営むことが出来た。
倒壊した伽藍の瓦礫の中から取り出しだ涅槃絵は被災直後の花の雨に濡れてしまい、赤く滲みが広がっていた。表具屋に表装のし直しを依頼したが、戻ってきたものには朝焼けに染まったような薄い赤色が消えることはなかった。それでも明治時代に檀家の志納してくれたものだけに、再びこうしてお寺の什物として再生できたことは幸いであった。

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前日は総持寺祖院僧堂から雲水さん6名と檀家のお手伝いを得て半日かけて涅槃団子作り。

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門前町は無色の犬の子が従来の習わしであったが、私が興禅寺住職となって間もなく、彩色を施した。因みに、この彩色作業は私と妻の二人きりの作務である。
犬の子も興禅寺のものとしての差別化を計らなければ生き残れない。なんちゃって。

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犬の子を撒こうとしたら、輪島市長選挙の一方の立候補者の一同が総持寺通りを練り歩いていたところを、お寺にお参りに立ち寄った。断る理由もないので、中に入ってもらい、一緒に涅槃団子を拾って戴いた。このご縁が当選、落選のキャスチングボードとなるかならないか。(冗談です)


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二ヶ月に及んだ能登の涅槃法要も漸く終わろうとしている。間もなく春の彼岸である。草木も萌え出している。今朝は鶯の初音も耳にした。万物胎動の時季である。
じっとしていて見えてくるものもあり、見えなくなるものもある。動いていて見えてくるものもあり、見失うものもある。今、この時を丁寧に生きることしか私には選択の余地がない。





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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
本当にお疲れ様でした。肩の荷が少し下りたのじゃないですか? シミが残ったって震災を体験した立派な涅槃絵、ここにこうしてあるだけで有難いことだと思います。奥様へ 明日はホワイトデー、、、あっ!
曹洞宗にはお呼びじゃない、失礼しました。
ルフレママ
2010/03/13 22:08
猫も聴く遺教経や涅槃寺     よし
yoshiyoshi
2010/03/14 09:48
涅槃会は前から聞いていましたが実際の行事については全くの無知でした。素晴らしい行事と裏の団子作りのご苦労な仕事が在るのですね。 今度訪ねて見たいです。
臥竜
2010/03/14 10:33
かわいらしいですねぇ。
一つ欲しいです。

昨日は震度4の地震で
花瓶が落ちました。
飾っていた小さいものたち
みんな倒れていました。

いらくさ
2010/03/14 12:16
おはようございます
 あれこれとやることが多くていけません。
 今日は確定申告の最終日。いまから提出に行きます。週末は鶯の声を聞きましたが俳句に結びつきませんでした。詩の世界に遠かったですね。
湘次
2010/03/15 07:58
涅槃団子のワンちゃんやウサちゃん、可愛いですね。これは食べられないでしょうね。一年間飾っておくのでしょうか。

ここにくるまでいろいろと大変だったことでしょう。本当におめでとうございました。

涅槃会に めでたいといい、ハナ啜る
風月猫
2010/03/15 12:11
皆様、コメントありがとうございます。
お陰さまで、無事恒例行事としての涅槃会を再開することができました。新しい興禅寺の行事を確立してゆく歩みが始まりました。今後ともどうぞよろしくご指摘くださいますように。合掌
市堀
2010/03/15 20:33

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