再生への旅

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zoom RSS 性はタブーであるか?

<<   作成日時 : 2010/10/06 05:45   >>

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毒茸と決めて遠のく女こゑ 玉宗


「性」はタブーであるかないか?

私の結論を先に云えば、「性」そのものは「命」の領域に属する。「生」の一面である。「性・生」がタブーならば「死」もまたタブーであろう。自他も、陰陽も、日月星辰、山河大地、迷悟もまたタブーとなるであろう。確かに「闇」をタブー視する弱さや畏れのようなものがある。しかし、煩悩を外してみるならば「性・生」そのものはタブーでもなんでもない。そもそもあるとかないとかという問題すら抱えていないように見える。実にあっけらかんと大らかなもんである。郭然無聖と言ってもいいくらいだ。そのような事実への慎みはある。

さて、生まれた環境の所為か、先天的なものか、正直なところ、どうも形而上的にも形而下的にも「性・生」に関して天下御免のところがままにある。人倫的にどうのこうのという訳ではなく、要するに自己の「性・生」に対してその本性を明かさではおくものか、という癖がある。これが中々に抜き難い。それがそのままお坊さんにして芸術を好む人間の矛盾力のようなものにさえ思えてくる。

夫人にも「お父さんはなんでも露出し過ぎです!」と窘められることが多く、自他共に認めざるを得ない仕儀にはなっている。道元さまが今の世に居られたら即刻僧籍を剥奪させられることだろう。しかし、そんな私にもきっと無意識の中にアンタッチャブルな領域を抱えているに違いない。命とはそういうものではないか。それがなんであるか私自身にもはっきりしてはいないのだが。

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「性」に関したことを口にするだけでも、否、思い描いただけでも修行の妨げになるという祖師の思し召しがある。陰処なども、人がいようがいまいが、隠さなければならないとし、人が見ていなくても天神鬼神がみそなわしているのだと。目に見える世界だけが「生」の全てではないという古人の姿が見えてくる。それもこれも煩悩に修行の隙をつかれ、足元を掬われる因縁となることを危ぶんでの親切心からであろう。

それにしても、平成の世の肉食妻帯・世俗化を憚らない宗門僧侶の変わり様は想像もできなかったのではないだろうか。道元さまが今の世に生きて居られたらと思うと忸怩を通り越して、凍りつくような思いがある。道元さんこそ宗門僧侶にとってタブーではないかと思わないではない。




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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
何しあぁたハイデッガーも恐れ慄いた道元禅師を
かくまで切るか、(笑)
最もどっちゃも他人じゃからどうでもいいけんど

伊藤さんに何の恨みや葉鶏頭   よし

すんません、昼から酔うとります。

yoshiyoshi
2010/10/06 07:34
おはようございます
 何事も人の営みには向き合わなければいけませんね。酔うのは夜まで我慢して仕事に行ってきます。
 
湘次
2010/10/06 08:07
おはようございます。

車で1時間かかる遠い村の
農産物を売るお店が
ここから200メートルの
所にオープンしました。

早速野生的な林檎と
山から採ってきた木通を
買いました。

まず、林檎の詩を。

イギリスのトーキーという小さな町で
この9月にひっそりと死んだ
アイリーンという女工作員の死を悼んで。
いらくさ
2010/10/07 05:52
みなさま、コメントありがとうございます。

 よしさま。
僧籍の末席にぶらさがっている私のようなものは、枯れ木も山のにぎわいということで、御免なしてくだっしょ。

 湘次さま。
人の営みに様々なものがありますが、その道にはその道のあるべきようを身につけなければならないのでしょうね。

 いらくささま。
アイリーンさんですか、一般的な英国の女性名詞のようですが、女工作員の方とお知り合いだったのですね。
もしかして、いらくささんも・・・ボンドガール?

合掌
市堀
2010/10/07 19:50

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