再生への旅

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zoom RSS お婿さん、いらっしゃあい!

<<   作成日時 : 2010/11/13 07:08   >>

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家捨つる彼の世のならひ冬紅葉 玉宗

昨日、檀家さんが御茶飲み話にお寺に立ち寄った。
世間話の中でお婿さんが多いことに改めて気付かされた。ご本人も婿養子であった。少し大げさだが、向う三軒両隣、といった感がある。昔は養子縁組と言うものが現在より頻繁に行われていたのだろうか。時々、マスコミで詐欺まがいの養子縁組が報道されるが、あれは論外。昔は当に「家」を継ぎ守るための手段であったのだろう。家門や子孫繁栄が今よりも切実なものであった時代があったように思う。

「核家族化」とか「家制度の崩壊」というようなことも云われて久しいが、それは、ものの豊かさにのさばる人心の冷やかさと無縁ではあるまい。そして、個人の人権尊重の偏重が家の形をなし崩しにしてしまった現代社会。
家族は支え合って生きることが当たり前の時代があった。「家」は継ぐべき「形」であることが社会の常識である時代があった。「形」を失くしてしまった現代社会。

ところで、私自身も婿養子である。輪島に住むようになって二十五年が経つ。生まれ故郷である北海道の家を出たのが二十二歳の年。その後、縁を結んだお坊さんの世界で生きてきた歳月の方が父と母の下で生きて来た歳月より長くなった。住めば都と云うものの、捨てることができる故郷があったからこそ今の私があるのは間違いない。ヤドカリが殻を換えるように「家族」を作り上げて来たようなものである。しかし、私という人格を作り上げた、胎盤の如き故郷を捨てることは痛みが伴うことではあった。

生きる道、形、出合いは人様々であろうが、できることならば故郷で、父と母の元でで共に生きて居たかったというのが正直なところである。然し、「形」を継承するのも容易ではないが、人生の醍醐味や人生を「形創る」過程の中にある生き甲斐もあることは事実であろう。「家族」もまた日々新しい「形」というものを創造して行くものなのかもしれない。





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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
まあ、どうしたことでしょう!
今日は、よし様のスパイシーな句がないですね。

日本人は、家長制度が「旧悪」であると、いつから思い込んでしまったのだろうと思います。様々な矛盾を受け入れるバッファであったかもしれないのに、ね。
まのじ
2010/11/13 20:40
門朽ちて花柊の香るのみ    よし
yoshiyoshi
2010/11/14 08:25
 まのじさま。
コメントありがとうございます。
スパイシーですよね、確かに。勿体ないことです。

家族力というものが機能しなくなった要因には様々なものがあるのでしょうが、遡れば、鎖国を止めたあたりからでしょうか?
まだまだ、これから先も地球皆、家族といった幻想に踊らされるんでしょうかね。

 よしさま。
一句ありがとうございます。
「薬売り花柊の村に入る 玉宗」
市堀
2010/11/15 13:14

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