再生への旅

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zoom RSS 諸行無常こそ復興の柱

<<   作成日時 : 2011/04/15 13:46   >>

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人はみな何か堪えて鳥雲に 玉宗

東日本大震災から一カ月が過ぎて、復旧・復興の歩みが少しづつだが見え始めているようだ。
被災者の中にも先の見えない過酷な状況の中で、明日を見据えた眼差しが少しづつ感じられる方々も居られるようだ。亡くなった者への鎮魂は消え去ることはないだろうが、それでも生きてゆかざるを得ない人間の宿命に手を合わせたい。

天災という無常の力によって、築きあげ営んできた暮らしが、一瞬にして跡形も無くなってしまった現実。人の力の及び難い世界を目の当たりにして、人間という弱い生き物はこれまでどのようにして再起、復興を繰り返してきたのだろうか、と思わないではいられない。

わが貧しい半生を顧みて言うのだが、涙し、恨んだ無常なる世界が、いつの間にか私が生きてゆくことを許している救いの世界となっていることに気づくのである。無常、それは人の世の仇敵ともなり、そして再起・復興の柱ともなるであろう。倒れたところに足を踏ん張って起き上がるしかない。儚くも無常なるこの世にしか私の生きてゆくという志が通じるところはない。

無常は私の恣意を入れるような容赦はない。然し、無常は救いでもある。いのちがそうであるように、私を取り囲む世界も又、そのような二律背反の矛盾力をもつ、鬼神の様相を表しているように見える。取るに足りない私という存在を拒むこともない無常の世界でもある。それが偽りのない現実ではなかろうか。

「今」にいのちの限りを尽くし、無常の流れに任せて生きてゆく。それ以外のどこに私の生きる場所・死に処があるのというか。






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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
 心に浸みました。
無常であるからこそ、どんな苦境にも生きてゆけるという感じを受けました。
被災地の復興は生やさしいことではないと思いますが、営々続いてきた人間の歴史は、今と明日に続き、決して愚かばかりでは終わらないと信じられます。
 時々思うのです。ナチスの遂行したユダヤ人虐殺の狂気、戦時の破壊と狂気をです。
最大最悪な人の行いの中にも、輝く人間性を持って生きた日本人も大勢いました。
未だ何も進んでいないようにも見えますが、日本中が必死で被災地を支援しようとしています。
 政治家達の考えの狭さは抜き難いものがありますが、庶民は真っ直ぐな目で見守っています。
最近知り合った方なのですが「梵企画」http://www.bonplan.co.jpの鎌田様という方はお寺へ仏教関係の小冊子を販売している個人企業ですが、早い時期に総持寺関係のお坊様たちと三陸の被害地へ支援に入ったそうです。
其処には他の宗門のお坊様たちも駆けつけて活動なさっていたそうです。
とても心打たれました。
宗教関係の方々も、この世の災いに力を尽くされているのを知り、ほっと致しました。
長く書いてしまい失礼致しました。
「梵企画」さんのことを一度はお伝えしたかったのです。
みどり
2011/04/21 22:22
 みどりさま。
ご丁寧なコメントありがとうございます。
お坊さんが被災の現地に入り、活躍されていることは存じていました。人様に必要とされているのかいないのか判然としない日本のお坊さんでしたが、社会の困窮に際して身と心を尽くさんとする存在が頼もしく、頑張っていただきたいと思っています。
お坊さん冥利につきると言われた方もおられました。困ったときはお互いさま、といえばそれまでですが、お坊さんであるとかないとかという以前に、同じ人間同士の心の通い合い、そしてが日常、非日常ともに生きねばならない人間力が試されてはいるのだと思いたいです。

「梵企画」ご紹介ありがとうございます。貴重な存在ですね。
合掌
市堀
2011/04/22 08:26

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