再生への旅

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<<   作成日時 : 2011/05/23 21:38   >>

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梅雨来るか臍が痒くてしようがない 玉宗

反捕鯨活動をしている団体が、捕鯨国でもある日本の食文化そのものを糾弾し、漁民との間に緊張関係を生んでいる現実がある。賛同者やスポンサーを募っては実力行使で捕鯨活動を邪魔し、世界へその野蛮さを発信している。

彼らは海豚や鯨を捕る漁師さんに対して「殺し屋」とか「恥知らず」というような言葉を投げ捨てる。漁師さん達の生活が成り立たなくなることを問題にさえしていないし、食文化の本質を理解しているとも思えない。まさに投げ捨てると云うような有り様で、論理的に理解し合う、或いは反発し合うという次元の問題ですらないかの如くである。

元々、彼らには合理的なものが感じられない。哺乳類だから食べてはならないのか、絶滅危惧種だからだろうか。動物愛護の精神からだろうか?鯨や海豚を食べる日本人を野蛮だと云う言葉も聞かれたが、生きるための殺生が絶対ゆるされない場合とは如何なるものなのか。野蛮とは何だろうか?同じ人間である漁師さん達に非人道的な、ヤクザな言葉を投げ捨て、上げ足を捕るような言動が私には余程野蛮に、厚顔無恥に見えるのだが。

生きるために食べ、食べるために生きる。鶏が先か卵が先かみたいな不毛な設問であるが、現在、食べられるものを食卓に上らせた試行錯誤の人間の歴史は凄まじく、且つ、涙ぐましいものでさえある。初めて鯨や海豚を食べた人間がいたことは紛れもない事実である。
現在、食卓に上る牛や豚などの肉食動物も、植物、木の実、魚の類、すべて遺伝子の組み合わせが多少異なるにせよ、「いのち」と言って差し支えない「エネルギー保存」の形であろうと思う。

草を食べるのが許されて、肉、魚が許されない野蛮行為であるという根拠は頗る希薄ではなかろうか?というより、彼らは一体何を食べて生きながらえているのだろうか?あのゴツイ体格からはとても霞を食べているとは思えない。
お坊さんが肉、魚を極力食べないのは野蛮だからではない。基本的に肉体労働をしないからである。食べる必要がないからであろう。お坊さんにはお坊さんの精進があり、漁師さんには漁師さんの精進があり、人それぞれ生き方に見合った精進の様子があろうというものだ。反捕鯨の人達も又、あの精力的な活動をするためにステーキを食べたり、ストレッチをしたり、資金を集めるのに苦労したり、それなりの精進をしているのに違いない。

私と言う野蛮人が生きていくためには何かしらの殺生が条件である。それはお坊さんであろうとなかろうと避けられない欲望充足のための自然さであろう。問題はその欲望に振り回されて主客が転倒することである。欲望が先走り、殺生が本来の役目を逸脱し始めることを人間の愚かさ、野蛮さと言ってもいいのではないのか?

鯨や海豚を食べることが罪なのではない。殺生したものを食べることが生きるためという本来の意義を失くしてしまうことではなかろうか?海豚は私に食べられるために生まれ、生きているわけではないが、喰うか食われるかは本来弱肉強食という出会いの問題である。

誰が海豚や鯨や豚や蛸や海鼠や犬や牛や羊や豚や蛇を食べることを責めることが出来るのだろう?同じ生きものであるが、人間が人間を食べることが許されないということすら、時と場合には意義を持たない現実では、反捕鯨の根拠となりうるのは「稀少生物であるから、食べすぎないでください」という表明が許される程度のものではなかろうか?

「殺し屋」と罵り、云い捨てられる筋合いはどこにもないと言わざるを得ないし、彼らはヒューマニズムに毒されている風にも見えない。日本人の知らない、違った欲望に突き動かされているのだろうか。滑稽でさえあると私は思う。






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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
おはようございます
 鯨は小魚を丸ごと呑み込んでしまいます。
 彼らはその殺生には眼をつぶっているんでしょうね。
湘次
2011/05/24 07:10
幾萬の生命を喰うて冷し飴  よし
yoshiyoshi
2011/05/24 07:23
 湘次さま。
とにかく論理的にも、感情的にも破綻しているのではないでしょうか?笑うに笑えません。

 よしさま。
思えば、人間は本質的に残酷な動物ですね。なんだかんだいって生き残っているし・・・
合掌
市堀
2011/05/25 21:33

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