再生への旅

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zoom RSS 伝説が生まれるとき

<<   作成日時 : 2011/05/05 04:26   >>

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嘆くかに藤垂れ空は只青し 玉宗

東日本大地震では多くの人生悲劇があったらしい。
その中の一例に、町の防災会館から大津波警報を出し続け津波に呑み込まれ亡くなった女性がいた。遺体は引き波に攫われて、沖合で発見された。昨年結婚したばかりの夫が本人と確認したという。

冷静に、最後まで避難指示を繰り返していた彼女の声が切ない。まるで天から聞こえてくるかのようだった。
自らの危険を顧みず愛する故郷の人達のために使命を全うしたことに、涙とともに敬意と驚嘆が湧く。そして運命の非情さに胸が痛む。私をも含めて、現代のお坊さんの、だれが彼女たちのような捨て身の菩薩行を為し得ているだろうか?

今回の被災では、彼女のように使命に生きて悲劇を遂げた方々が多くいた。又、被災者の生還や社会復旧のために奇蹟を起こした人たちもいただろう。奇蹟、それは今もなお続いているだろう。

歴史上には伝説・神話と呼ばれ今に伝承されているものがある。おそらくその原点・源流には、血の通った人間たちが身を呈して為した、実際の奇蹟的な出来事であったに違いないのだ。使命に果てた者たちの無念、志を受け継ぐこと。それが遺されたもの達の使命であり、そのために生かされていると思いたい。われわれは今、未曾有の大震災から立ち上がろうとしている伝説の現場に生きている。

津波警報と避難指示を叫び続け亡くなった彼女もまた、いづれは美しき伝説の主人公として語り継がれてゆくだろう。又、そうあってほしい。

合掌。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
上着をば一枚減らす薄暑かな  よし
yoshiyoshi
2011/05/05 05:13
おはようございます
 まさに命がけの任務でした。
 ご冥福をお祈りします。
湘次
2011/05/05 07:13
こんばんは。
未希さんでしたね。どれだけたくさんの人の命が助かったことか、その自己犠牲を思うと胸が痛くなります。残された家族の方々の心痛お察しいたします。どうぞ安らかにとお祈りいたします。
ルフレママ
2011/05/05 21:59
 よしさま。
体型があらわになり始める薄暑の時期とはなりましたね。

 湘次さま。
尊い命に応えるような生き方をしなければなりませんね。姿を変えた菩薩様といっていいでしょう。

 ルフレママさま。
使命に生きた彼女の遺族たちには、これ以上にない形見が遺されたことになりましたね。
ご冥福を祈り、遺族の供養心を祈ります。
合掌
市堀
2011/05/06 14:42

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