再生への旅

アクセスカウンタ

zoom RSS 納棺師ボランテイア・面影作り

<<   作成日時 : 2011/05/06 05:05   >>

トラックバック 0 / コメント 4

画像


妻や子は日向に匂ふ菫かな 玉宗

東日本大地震の被災地では未だに遺体が発見されているのだという。
遺された家族との最後の別れの役に立ちたい。そんな思いで傷みが激しい故人の顔に化粧を施しているボランテイア納棺師がいる。岩手県北上市の復元・納棺師の笹原留似子さんである。

故人の顔を安らかな表情にして化粧を施し、遺族と悲しみを分かち合う日々。 納棺師と遺族が一緒に亡くなった人に化粧を施して見送る「参加型納棺」をめざしているのだという。それは被災以前jからのことである。

岩手県内の福祉・医療関係者らと、家族や友人を亡くした人に寄り添って悲しみを癒やす「グリーフケア」の輪を広げようとしていたところに今回の地震が起きた。

被災後は、ボランティア組織「つなげるつながる委員会」を立ち上げ、被災間もなくスタッフと現地に入った。車中泊を繰り返しながら、被災地を回ったという。
遺族が故人に触れ、口紅や頬紅を塗って最後の別れを告げるには、遺体を生前の姿に近づける復元作業をする必要がある。遺された子供のためにも痛ましい母親の顔を、生きていた時のような優しい顔に戻してお別れをさせてあげたいと語る若い父親。

検視が済んで身元が確認された遺体は、安置所から地元の集会所などに移される。葬儀までの間に、復元、納棺をする。目を閉じ、口を閉じ、硬直を解いて笑顔にした後、遺族も加わって化粧をする。まさに「面影作り」をなさっていると云うべきである。 生後10日の赤ちゃんから90歳を超えるお年寄りまで、現在まで約300人を見送ったという。

「家族を失い、なぜ生き残ったのかと自分を責めている人たちも多い。遺族に寄り添い、元気づけたい。生死を分けたそれぞれのお話から勇気もいただいています。」

彼女の言葉である。

大地震に被災し、行方不明の方も多い中で生き残った者たちも又、心に大きな傷を負っている。遺体とはいえ、愛した者の体に触れ、眼差しを注ぎ、言葉を掛けることも今生に於いて最後の触れ合いである。死に装束、死に化粧をしてあげたいという人間らしさが切ない。
人はその人生の旅路で、思いの外に様々な面影を抱いて生きていくものである。面影も生きてゆく力となる。美しい死顔を望むことを誰も咎めることはできないであろう。








記事と思われましたらポチっとお願い致します。合掌
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へ

にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人間・いのちへ



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
おはようございます。

笹原さん、NHKで拝見、即涙、でした。
菫が境内に咲いているのですね。

ビンラディンの遺体はアラビア海の
海底で魚に食べられてるのでしょうか。
戦争と自然災害と原発で
地球は滅んでいくのでしょか。

ほんとは郡山市も福島市も
もう避難区域にすべきなのに
保障しきれないので安全と言っている
とか・・・昨日はこどもの日なのに
外にこどもいなかったような。

海の詩が止まりません。
山の詩でしょ?
と言われそうですけれども(笑)
いらくさ
2011/05/06 05:30
おはようございます
 美しい死顔のままあの世に旅立ちたいですね。いいお話です。
湘次
2011/05/06 06:57
弔いの筍飯を相伴す  よし
yoshiyoshi
2011/05/06 07:37
 いらくささま。
アメリカは世界の警察だと自負している節がありますが、それって前時代的な国家観ではないでしょうかね。地球上の住人としてみなそれなりの言い分があるのでしょう。というか、在り過ぎですが。水葬で問題が解決するとは思えません。
海も山も、福島に早く以前の自然が戻ることを祈っています。被災者の詩を詠い続けて下さい。

 湘次様。
納棺師に対して差別的な見方をされる方もいるようですが、尊いお仕事であると思います。

 よしさま。
今年は筍の裏年だとか。あまりご相伴に与っておりません。
合掌
市堀
2011/05/07 07:38

コメントする help

ニックネーム
本 文
納棺師ボランテイア・面影作り 再生への旅/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる