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zoom RSS ドナルド・キーン氏の日本人観

<<   作成日時 : 2011/06/30 16:10   >>

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さびしらの敷島ごころさみだるゝ 玉宗


東日本大震災の後、日本定住を表明した米国人で日本文学者であるドナルド・キーン博士。氏もまた天災や人災に遭っても節度ある日本人に心動かされた一人であった。そんなキーン博士が「日本人らしさは何か?」と問われて、「なにげなさ」と答えていたのが印象的であった。日本人に受けた何気ない優しさが心に刻まれているらしい。第二次大戦で日本人捕虜の通訳を勤めた氏は、彼らの残した手記や日記から、その「何気ない心」の逞しさ、美しさを初めて知り、感動したことを語っていた。

見返りを期待しない何気ない孝順心や親切心というものが米国人でもある氏の感性に共鳴したとうことなのだが、若い頃から源氏物語など日本文学に親しみ、研究を重ねてきた氏であり、高見順など近代日本文学者の、とくにその日記に記された日本人の感性に共鳴する博士でもある。

現代日本人が忘れて省みないようにも見える「何気ない心配り」。それは言い換えれば「無私なる精神」と云っていいものであろうか。日本に骨を埋めようとしている氏の期待や夢を破らない日本であってほしいと思いもするのだが、一方で、氏の日本、日本人観が本物であることを思えば、そのような心配に揺らぎもしない信念と文学者魂の持主であることも想像に難くない。

キーン博士は俳諧にも通じており、今は正岡子規の評伝を執筆中で、「文士」としての生涯を尽くしたいのだという。氏のような外国人が日本を愛していてくれることがこの上もなく有難いく、頼もしく、そしてなんだか切ない。






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コメント(2件)

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ひたすらに美しきかな金毛虫  よし
yoshiyoshi
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2011/06/30 23:32
徒に重き荷負わせ甲虫  よし
yoshiyoshi
URL
2011/06/30 23:35

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