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zoom RSS 何のために、誰のために/「道心」とは何か?

<<   作成日時 : 2011/06/04 13:39   >>

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城下なす卯辰の山の花菖蒲 玉宗

日本の政治、政治家に対する危うさというものが感じられて久しい。
彼らはには政治を志す人間特有の正義感、主義主張があるだろう。日本のために、日本人のために力を尽くしたいという初心があったことを疑いたくはない。政争も又、東日本地震の被災者のための権力闘争とう駆け引きであり、権謀術策なのであろう。私はそれを咎めとやかく言える人間でもない。
結果良ければすべてよし、というのが政治の本筋なのだろうか?「一定のめど」の定義にさえ振り回される政界。「よい結果」というものさえ千差万別の見解が繰り返されることは想像に難くない。

仏道には「発心正しからざれば万行虚し」という教えがある。それはどの道にも通じる真相であろう。


『正法眼蔵・道心』は以下のような一節から始まる。

「仏道をもとむるには、まづ道心をさきとすべし。道心のありやう、しる人まれなり。あきらかにしれらん人にとふべし。
よの人は道心ありといへども、まことには道心なき人あり。まことに道心ありて、人にしられざる人あり。かくのごとく、あり、なし、しりがたし。おほかたおろかにあしき人のことばを信ぜず、きかざるなり。またわがこころをさきとせざれ。ほとけのとかせたまひたるのりをさきとすべし。よくよく道心あるべきようを、よる、ひる、つねにこころにかけて、このよにいかでかまことの菩提あらましとねがひいのるべし。
よのすゑには、まことある道心者おほかたなし。しかあれどもしばらく心を無常にかけて、よのはかなく、人のいのちのあやうきことをわすれざるべし。われはよのはかなきことをおもふとしらざるべし。あひかまえて法をおもくして、わが身わがいのちをかろくすべし。法のためには身もいのちもをしまざるべし。云々」


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我々はよく「社会のため」とか「人のため」とか、「〜ために」という台詞を耳にし口にする。生きて働く目的が「〜ために」という自己奉仕であるというもの。それが本物であるかどうかは、私が何をし、何をしなかったかによって評価されるであろう。それはどの世界でも同じ現実の在り難さであり、どうしようもなさである。

人の心模様を云々するのではなく、私自身の「道心」の真偽を弁えることができるのは私自身でしかない。仏道に於いて「仏法」のために身と心を捧げるのが本来の面目である。政治家だけではなく、世間の様々な生業に於いても、自己の「道心」を点検し、育てる「自律・他律」の目を忘れない様にしたいものである。

「現実」という名のもとに「道心」を変質させてはいないかどうか、他山の石と嗤っている場合ではないのである。





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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
降る雨やひたすら栗の長き花  よし
yoshiyoshi
2011/06/05 18:14
こんばんは
 どうも国民のためにということを忘れているような気がしますね。
湘次
2011/06/05 19:24
市堀玉宗さん こんばんは!

城下なす卯辰の山の花菖蒲 玉宗さん

花菖蒲ですね、こちらも咲きだしました。
Kさん無き後が、0さんの影の出番でしょうが・・・・。どうなることやら・・。
こちらは今日は雨・・!
先週の日曜日も台風の雨・・・。
山に行けないのが辛いです。
陽だまり
2011/06/05 23:15
 皆さん、コメントありがとうございます。
どうも人様のことをとやかう言う癖が抜けません。わがこととして反省しなければと思っています。
合掌
市堀
2011/06/06 21:31

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