再生への旅

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zoom RSS 青い目のお坊さん、いらっしゃ〜い!

<<   作成日時 : 2011/09/03 05:09   >>

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仏弟子に呼び止めらるゝ穴惑ひ 玉宗

曹洞宗には日本全国に二大本山を筆頭に地方専門僧堂がある。そこには海外から修行に来ているお坊さんも安居している。兵庫の山中にある安泰寺のような多国籍軍と言いたくなるような国際色豊かな修行道場もある。外国の出家者はこころざしがあってお坊さんをしているためか、みな大層真面目であることは以前から指摘されているところである。禅もまた、逆輸入される日も近いと揶揄されて久しい。

修行道場は日本だけではなく海外にもあり、多くの現地の出家者が宗門伝来の修行の日々を過ごしている。宗門の布教の歴史も疎かなものではない。先人の粉骨砕身、不惜身命が現在の海外に於ける「禅」の興隆を齎しているには間違いない。

今回、石川県羽咋市酒井町、曹洞宗の古刹・永光寺を道場にして、海外の僧侶を対象とした「曹洞宗宗立専門僧堂」が開設され、欧米などから参集した男女十四名が三カ月間の安居修行をすることになった。同主旨の研修会は平成十九年から国内外で開かれている。永光寺は太祖大師瑩山禅師縁の由緒ある道場であり、海外からの安居僧にも感慨深いものがあろう。


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ところで、「どじょうが金魚のまねをすることはない」とは新総理の言葉かと思っていたが、彼の相田みつを氏のものだった。氏の言うところは、泥鰌と金魚を差別化するところにあるのではなく、泥鰌は泥鰌として天地一杯、金魚は金魚として天地一杯の命を生き切ることの大事さの表出なのであろう。金魚には金魚の、泥鰌には泥鰌の天地があり、苦楽があり、生死がある。

それはそうなのであるが、人間が生まれながらに人間となり得ないように、人間は人間の真似をし学び、泥鰌は泥鰌の真似をし学び、金魚は金魚の真似をし学び、糸瓜は糸瓜の真似をし学んで、それぞれ生を全うし、死を全うするのではなかろうか。

このような事の真相は禅の海外布教に於いても同様であろう。形を真似、心を真似、仏道を真似る。青い目のお坊さんたちは仏法を真似ているのであって、日本人を真似ているのではない。仏道に於いては、男女、貴賎、地位、国籍が何の障碍にも、何のアドバンテージにもなり得ない。彼らは国内外で「禅」を真似、学び、自己を真似、自己を学んで、それぞれの国でそれぞれの禅を称揚していくことであろう。禅の国際化とは宗派の覇権を競うことではなく、国境を越えた宗教心に目覚め、生きる人間を一人でも多く育てることであろうと思う。







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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ネルケ無方さんの本を読みましたが、面白かったです。弟がドイツ在住の時、近くにお寺があり、無料コンサートもある、と言ってました。けっこう大きなお寺さんでした。文化活動でも幅広く利用されているようでした。
禅の考え方は国境を問わないのでは、と思えるこの頃です。
くろちゃん
2011/09/03 18:35
くろちゃん様。
そういえば、無方さんはドイツ人でしたね。
最近、年に一度、輪島の山寺に来て講演をしているそうです。私は出席したことないのですが。
お布施が奉仕というキリスト教的精神に通うものがあるのかもしれませんね。
今回の研修会には安泰寺のお坊さんも参加しているかもしれません。
一度、顔を出してみようかと思っています。
合掌
市堀
2011/09/03 20:07

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