再生への旅

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zoom RSS 知足の国・ブータン

<<   作成日時 : 2011/11/22 04:52   >>

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焚火守るくらいのことはせよと言ふ 玉宗

今日も終日しぐれがちの空模様だった。気分も引き籠りがちのこの頃。気晴らしに雨の止むのを待って裏庭でちょっとした焚火をしたが燃えきらないうちに又降りだした。焚火は多少燻ったが消火の後始末が省けた。元より天気は気まぐれ、というより、人間の都合などお構いなしというのがその真相ではある。
天気の移り変り、気まぐれも何が幸いするのか解らないものの一つである。ものは考えよう。現実というものも、受け取り方で苦とも楽ともなろう。私が抱く幸不幸感もまたそのような微調整の領域でのやり取りなのかもしれない。

ブータン国王夫妻の来日で国民総幸福量(GNH)という指標があることを初めて知った。国民の97%が幸福感を抱いているという。チベット仏教の教えを国教としており、その互助互恵精神は国民の常識として浸透しているとマスコミは報道している。歴史的には周辺国との政治的軋轢やバランスの中で人口70万人に満たない国体を護持してきたのであろうし、現在の体制も危うい国際バランスの中で維持されているのではなかろうか。
そのような小さな国が仏教に支えられているというのが小気味良い。不殺生戒を守る生きものへの一体観、互助互恵も布施行の実践であろうし、社会秩序や自然を大事にするエコ生活は知足の法を弁えているからであろう。

ブータンラブの追っかけもいるらしい。ものの豊かさに左右されない心の豊かさ、自然の豊かさの中で生きる生活が嘗ての日本にもあった。それは真の豊かさを知っていたということでもあろう。彼の国は「幸福の国」とも呼ばれているようだが、仏教的には「知足の国」という方が相応しい。
知足の楽園・知足の幸福・知足の平和。知足と言えば如何にも消極的な後進国の生き方に聞こえ、見えるかもしれぬが、その実際は国民一人一人の自覚に支えられ創造的に実践されている生活であるに違いない。先進国とはその対極にある貪りの世界のことである。

足ることを知らない現代日本。
今回のブータン国への、まるで神話の国を見るような羨望的反応は、経済大国日本が嘗て生きていた知足の楽園を失ったことを証明してはいないだろうか。












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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
おはようございます
 見習うことの多いブータンですね。
 先進国は幸せの感じ方がどうも違うようですね。
湘次
2011/11/22 07:16
湘次様。
現地でなければ実感できないこともあるのでしょうが、政治経済文化宗教が一体となって成し遂げられている幸福といった観がありますね。

合掌
市堀
2011/11/22 19:46

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