再生への旅

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<<   作成日時 : 2011/12/22 04:36   >>

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移りゆく冬日一枚あれば足る 玉宗

今年は葬儀が一回もないままに年を越しそうだと構えていたところ、師走もあと十日になった昨日、様態が急変して亡くなられた方がいた。死はどれも突然であるが、一人暮しであった故人にとっては心細い思いの果ての他界であっただろうか。

親族は長子が地元におらず、金沢に家を建てて所帯を構えている。四十九日まで骨箱を寺の位牌堂に置いて貰い、お経をあげてほしいと頼まれた。忌明けの後の家と仏壇の管理について話しているうちに、能登のような地方においても家を継ぎ、家を護るという意識が薄れている現代社会を垣間見せられる思いであった。否、少子高齢化が進んでいる地方であるからこそ、それは切実な問題としてお寺にも遺族にも提示されているのかもしれない。

命の繋がりを尊重するより、個人の生き方が大事と偏重されている時勢である。供養も個人持ちで、色々な形があっていいだろうということらしい。長男だけにあった家を継ぐという権利と義務も、あってなきが如くの風前の灯なのだろうか。我々の儚い存在が、儚さの彼岸にある永遠性と切っても切れないものであることを知る者は幸いであるというのが私の結論である。

親の遺産は子供に平等に配分される世の中で、仏壇やお墓や先祖供養だけが長子の責任と無理強いされていると受け取るのではなく、長子に優先的に与えられた特典、遺産、形見であると心得ていただきたいと喪主には言ったことではあったが、さて、彼がどこまで自分の主体的な生き方として家を護り、先祖供養の容を護ってくれるだろうか。住職である私は見守るしかない。








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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
快晴のフローレンスよりボンジョルノ
ドラマ家政婦の三田さんではありませんが どうやらこちらのブログ
半世紀女フロレンティア55の北極星?みたいなんですけど。。。
よろしい de しょうか。。。
人間・いのち 応援ポチ公させていただきました。
Florentia55
2011/12/22 20:11
Florentia55様。
いつもお立ち寄りありがとうございます。
期待に添えるよう頑張ります。!
そちらにも禅センターがある筈ですので、一度参禅なさっては如何ですか。
楽しいブログをありがとうございます。
合掌
市堀
2011/12/23 07:57

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