再生への旅

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zoom RSS 涅槃月

<<   作成日時 : 2012/02/11 05:15   >>

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涅槃図の妙に明るき月夜かな 玉宗


二月は涅槃月でもある。

ご存じのように「涅槃」は本来「煩悩の炎」が掻き消された「寂静なる」境地を意味している。如何に生きるかが仏道の要諦からすれば「煩悩によって揺らがない命の灯し」といった「煩悩」との関わり方があるだろう。
一方に「涅槃」が「死」を意味しているものとして受け取られている。釈尊の死を「大涅槃」とするのは「死」が「煩悩の炎」を元から絶やす「大寂静」なるものとされるからであろうか。

ところで、地球上に生きている人間の数より、人類発生以来の亡くなった者たちの数が遥かに多いことに気付く。私の縁者だけでも生きているものより亡くなっていった者が圧倒的に多い事実。あの世もまた賑やかなことではある。生と死、何と遥かで身近な関係。

人間一代の寿命が限りあることは現前の事実でだれも疑うことはしない。「煩悩」も「肉体」も夢幻のように移り行く。「煩悩」を置き去りにし、「悟り」を置き去りにし、生を生たらしめ、死を死たらしめる「無常」なるもの。「私」とは「無常」の別名である。

そんな「私」がいてもいなくても、なんともなくて、有難い、涅槃の一風景。




「涅槃逍遥」

裏の山涅槃月夜は軋み鳴き

涅槃雪夢を燠とし千一夜

涅槃月妻に阿修羅の闇があり

みな死んで涅槃の風が吹くばかり

生きて行く遠眼差しや涅槃西風

涅槃図の裏に控えし間暗闇









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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
人生は当り外れよ鰆焼く  よし

いつも罰当たりなことばかり
言っているから
未だにお迎えがないのかな
それこそアタイなんかが死んでも
面白くも可笑しくも無いんだもの。
yoshiyoshi
2012/02/11 08:22
 15日にはお団子を作ってお供えしようと思っています。子どもたちが小さい頃は涅槃会の行事をお寺でしたこともありました。ビジネス和尚様もそれなりに活動した時期もあったのだと今にして思います。
「みな死んで涅槃の風が吹くばかり」このように素直に詠めばいいのですね。
くろちゃん
2012/02/11 18:48
yoshiyoshi樣。
まあ、そうおっしゃらずに。お互い、憚りながら生きて行きましょうかね。(笑)

くろちゃん樣。
涅槃団子は全国的に作られているようですね。形は様々なようですが。能登では犬の子と呼ばれているように、動物の形にこねあげるんですよ。

市堀
2012/02/12 05:21

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