再生への旅

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zoom RSS 永福寺涅槃会法要・大人のママゴト

<<   作成日時 : 2012/02/25 04:22   >>

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死ぬる世の定めなれどもあたたかし 玉宗

永福寺涅槃会法要が24日午前11時より執り行われた。2月にしては比較的穏やかな日和となり、多くの参拝者に足を運んでいただけた。

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町内の保育園児も大挙して参拝してくれた。行儀よく坐って涅槃団子の撒かれるのを待っていたが・・・いざ、始まると大人を押しのけてご覧の通り。↓
人間には本能的にばら撒かれるものに反応する動物なのかもしれないと再認識させられる。大人になると遠慮や気兼ね、羞恥心、人の目を気にするといったブレーキが掛る。子供はそれが比較的未熟であろう。お釈迦さまの涅槃に因んだ遣徳を偲んでの法要も、湿っぽさとは無縁である。涅槃団子はお釈迦様の「お骨」を模した「散骨供養」といった側面も指摘されているのだ。能登の風土はそのような涅槃団子の事情も「犬、鳥、蛇」等といった小動物に変化させた。
誰が考え出したものか解らぬが、子供ではあるまい。遊び心を持った大人ではなかったかと勘繰っている。いい大人が本気で涅槃団子をいじくり小動物を作り出している図は感動的ですらある。

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園児等を見てたらお寺でしていることも「ママゴト」ではないかと気付いた。
「ママゴト」と言えば、子供の世界の事というのが世間の常識であろうが、仏道も又、「ママゴト」である。我を忘れ、一心に仏法に習おうとしているの図は「ほとけの習い事、仏の教えのままに生きる、仏のママゴト」と言っちゃっていいのではなかろうか。欲や執着を離れんがために、涅槃団子を拾い合う他愛もなさは非生産的で無用の長物で、哲学的で、美的ですらある。

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↑は、拾い損ねた子供におばさんが涅槃団子を分け与えているの図。世代を越えて通い合える「ほとけのママゴト」。宗教はこのような非戦闘的なアプローチで社会に貢献する領域を持ち合わせているのであり、それで良しとする文化国家があってもいいのではないか。私は本気でそう思っている。

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二月もあと五日。永福寺の涅槃会を最後に輪島市内の涅槃会法要も全て終わる。三月は数年前に輪島市に統合された門前町が月遅れの涅槃月となる。大本山総持寺祖院は十日。塔頭寺院の芳春院は六日。わが興禅持は十三日。覚皇院は十五日。何れも曹洞宗寺院。他宗派では涅槃会も涅槃団子も作ったり、撒いたりしないのだろうか。あいにく存知しないが、二か月に亘って「涅槃」とは切っても切れない日々を送っているお坊さんはそんなにいるとも思えない。顧みれば小さいころから「ひとり遊び」の好きな子供ではあった。






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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
 大人を押しのける子どもは絵になりますが、その逆は絵にならないようです。拾われなかった子どもさん、後でもらっても喜び半分だったでしょうね。写真のおばさん、上品で素敵な方ですね。私も拾いに行きたかった〜
くろちゃん
2012/02/25 07:22
>欲や執着を離れんがために、涅槃団子を拾い合う他愛もなさは非生産的で無用の長物で、哲学的で、美的ですらある。
<ママゴトや遊びができる幸せですね。合掌
遊子
2012/02/25 07:55
涅槃会はお寺のお祭りの中でも大人も子供も春の訪れの喜びにあふれた最も楽しい行事のように思われます。
園児のとりどりの服、帽子の色、それとあれは何と言うのですか、写真に見える多色の幕。それらが相まって華やかです。
それから、参加の大人の方たち、みんさん正座をなさっているようですが、どこでも高齢になると椅子を希望される方がいらっしゃいますね。こういうことに対処なさるお悩みもあるのでしょうね。
花てぼ
2012/02/25 09:15
仏道もまたママゴトとは面白いですね。一般人の信仰はママゴトでいいと思うと気が楽になります。それにしても、涅槃団子の魅力的なこと。
志村建世
2012/02/26 23:25
くろちゃん樣。
時々、子供を押しのける大人もおります。(笑)
逞しい人間に育つことでしょう。

遊子樣。
虚にいて実に遊ぶというところでしょうか。

花てぼ樣。
あれは五色幕と言います。
最近は大人でも正坐より椅子を所望するようになりましたね。足腰を使わなくなったのは老若男女を問わない現代の風潮でしょうね。
自坊でも震災後に取り揃えました。

志村建世樣。
語弊があるかもしれませんが、私はそのように捉えています。
涅槃団子は情が籠っていていいですね。
手作りの真心があるのでしょう。

市堀
2012/02/27 12:18

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