再生への旅

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zoom RSS 總持寺祖院観音祭り

<<   作成日時 : 2012/07/18 04:14   >>

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手をつなぐ母ゐて星が涼しくて 玉宗


大本山總持寺祖院では17日に慈雲閣に納められている観音様が年に一度開帳される。日暮から子供たちが提灯行列で町内を回る。一回りしてお寺に提灯を返しお菓子を貰って帰るのである。当夜には大祖堂(本堂)に於いて万灯供養法要があり、引き続き、禅の綱を引いて境内でお焚きあげ供養がおこなわれる。星空の下で、太鼓に合わせて読経。焚きあげられた卒塔婆などの火の粉が闇を舞う。

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18日の日中には大祖堂(本堂)に於いて「観音懺法」という講式が行われる。観音様の功徳を讃嘆し、その大慈大悲を冀うのである。又、18日、19日は門前町の奇祭であり、祖院と関わりの深い「ごうらい祭り」でもある。往時から伝わる神仏混合の伝統行事が今に残っている。

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例年、門前では一連の祭りの前後に梅雨が明けると言われてきた。これからが夏の暑さの本番である。夏安居の行事も無事に済んだ雲水さん達も、町を挙げて祭りを盛り上げた町内の人達も、ひと仕事を終えて八月のお盆を迎えることとなる。夏は暑いことも暑いが、それに負けることなく暮らしを営んできた人間のエネルギーを感じる時季でもある。夏祭りにはお盆も近いこともあり、そんな人間力の陰影が窺われてどこか切ないものがある。


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「雑詠10句」

祭りより戻れば母の淋しさよ

夕餉待つ宵待草のやうに待つ

山門を出でてほどなく稲の花

合歓の花風の渚に奏でをり

夜爪切る祭囃しを遠く聞き

生きて行く旅の途中の夕焼かな

悔し涙で西瓜を喰うたことなども

訣れたる港のごとく夜店あり

甲虫頭陀袋より取り出せり

捕虫網立て掛けてある安居寺

青葉木菟甲斐なき笛を夜もすがら













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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
おはようございます、住職。

喰ふじゃないのか?
こっこ
2012/07/18 05:51
こっこ樣。
「喰ふ」のう音便は「喰う」かと・・・間違っていたらごめんなさいまし。
市堀
2012/07/18 07:36
おはようございます
ちょうど梅雨明けとなりましたね。
子供たちも小さいときから行事に参加していいですね。
湘次
2012/07/18 07:40
住職、お返事ありがとうございます。
音便調べたよ。
「喰うて」が正しいんだね。勉強になった。

梨食うてすつぱき芯に至りけり  辻 桃子

「食う」の下には、助動詞の「て」がきていて「て」には連用形が接続します。だから、本来は「食いて」となるのがただしいのです。ところが、、この「食ひて」を発音しているうちに、長い間に、音の変化が生じて、「食うて」と言う発音と表記にました。
こういう現象を「音便」とよびます。〜俳句文法心得帖〜

俳句に使う言葉が増えた(^^♪うれしいです。
こっこ
2012/07/18 09:05
自分のコメントでの写し間違い発見!
「食いて」→「食ひて」
「表記にました。」→「表記になりました。」

それと、私は捩子花の句が好きだよ。人ごととは思えないや。

ふ〜〜んだ、褒めちゃったよ。くやしいな。
こっこ
2012/07/18 14:29
フローレンスからボンジョルノ
お祭りの意味を深く知ることが出来ました。グラッチェ。
祭りより戻れば母の淋しさよ この句が気になりましたというか惹かれました。
Florentia55
2012/07/18 14:59
例によって寝坊して尻に帆かけて駅まで走りました。

夏雲や誰も多忙と昼の酒   よし
yoshiyoshi
2012/07/19 07:26

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