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zoom RSS 葬式祭り?!神仏混淆についての管見

<<   作成日時 : 2012/07/19 04:10   >>

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日盛りやいのち切なく漲れり 玉宗


輪島市門前町には神仏混淆の風習が色濃く残っている「ごうらい祭」という伝統行事がある。

曹洞宗大本山總持寺祖院の守護神がかつて櫛比神社であった名残りで、櫛比神社の神様が年に一度總持寺祖院の仏様にご機嫌伺いに参上したのが由来。神様が仏様のところに行くという、全国的にも珍しく、奇祭と言われる所以である。

夕刻6時頃から渡御が始まり、神輿の行列が太鼓や松囃子とともに総持寺境内に入り、多くの僧侶達が出迎える中で櫛比神社の祭典が執り行われる。儀式を終えた後に神輿は神社には戻らず御仮宿(おかりや)で1泊するしきたりとなっている。その御仮宿は興禅寺と通りを挟んだ向かいの広場に設けられている。
このお祭りに登場するのが猿面をつけた「ごうらい」で天狗のような(猿田彦)お面を着け、こん棒を持ち、神様の露払いを務める。「ごうらい」は氏子2地区が交替で42歳の厄歳の男衆が務める習わしになっている。本来、無病息災を願う祭りなのだが、「ごうらい祭り」「葬式祭り」の異名をもっている。<以上ANAの旅のクチコミ情報サイト−旅達空間−より参照>

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それにしても「葬式祭」とはよくぞ云ったものだと半ば呆れ、半ば感心している。民衆といった存在は「神仏の関わり合い」を見事なまでに、単純に、端的に、表層的に捉え表現するものだ。

折に触れて、「神仏混淆」についてつらつら考えているのだが、馬鹿の一つ覚えで、「いのちの現場」といった視点で纏めてみよう。

仏教渡来以前以後の「神」の歴史、「仏」の歴史がある。要するに「仏」は人の生き方の話しで、「神」はその人の世界に張り巡らされている人智を越えた因果関係、ある働きかけの話しであろうと思っている。
そして、「仏道」「神道」と呼ばれているように、それは「道」としての体裁がある。つまり「生き方」の典型が示されている。 というか、そんな当たり前な事より、もっと当たり前なことに注目したい。

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そもそも「神」と「仏」の話は「人間界隈」での重大事ではなかろうか。「神」だけ「仏」だけという展開を想像できない。だって「いのち」ってそんなもんじゃないだろう。結論を言ってしまえば、「いのち」は元来「神仏混淆」しているもんじゃないのかな。 「神仏分離」それって、どこか傲慢な響きがある。

元来、「神」が上とか、偉いとか、そんな次元の事ではなくて、「いのち生きている事実」として、「神」と「仏、というか仏性」は関わり合っているに違いないだろう。「分離」のしようがなかろうというものだ。紛うかたなき妄想である。八百万の神?それは神さんが沢山いていいね、というだけの話ではなく、「いのち」は数えることが無意味なほど、絶対的な因果関係の中での存在であったり、非存在であるということじゃないんだろうか。

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「神」を尊ぶとはそのような「現実」を尊重することだと思う。ところで「仏道」はそのような「いのちの内外」をわがものとしてありのままに生きる「人として全うに生きる道」のことでもあろう。自己はもとより、「神」という豊饒にして、気儘な、危険窮まりもない、諸行無常をも「調度」として、戴き、命施し、命差し出す生き方。

というか、それもこれも「自己・いのち」は「神」と一体であるが故の不都合さや不自由さや恩恵を抱えているとしか思えない。「仏道」はそのような「いのち」の不可侵性、不可逆性を逆手にとって生きて行かないかと言っているのではなかろうか。

「混ずるときんば處を知る」と経文にもあるように、「神仏混淆」は「いのちの現場」の話である。割り切ろうとしても割り切れない、訳のわからないほどに解り切った、有難くもどうしようもない事実。それが「いのちという生もの」の現場ではなかろうか。分別以前、空刧那畔、父母未生以前の話をしているのだ。そのような命の豊饒さをもう一度、否、なんどでも確認し、実感して生きて行きたい。









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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
朝曇傘を抱えて始発かな   よし
yoshiyoshi
2012/07/19 07:29
フローレンスからボンジョルノ
意味を知ると益々すごいお祭りなんだと思いました。死のとらえ方が興味深いです。起源は?などと思いを巡らせています。日本文化万歳!人間にぽち。
Florentia55
2012/07/19 09:18

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