再生への旅

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zoom RSS ある手紙・若き修行者へ

<<   作成日時 : 2012/09/18 04:32   >>

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雁や人生といふ遠きもの 玉宗


冠省 先日は御征忌法要ご苦労さまでした。

立派に鐘司の配役を勤めているので感心しました。中々様になっているではありませんか。初めての大きな法要でしたが、感想などを聞きたいです。

ところで、仏道の広い世界で生きていってほしいという思いが私にはあります。
本物を学びたいならあなた自身が本物の参禅の志を持っていなければなりませんね。決して、よそ見をしたり、物見遊山や、現実逃避といった浮ついた気持ちで事に当たってはなりません。すべてが学びの種であり、自己の鑑なのだということを忘れないでください。
つまらない、意味のない環境といったものは外にあるのではありません。
自己が今、ここを、どれだけ深く、豊かに、掘り下げ、頂き、再生させることができるか。余計な事を思わず、せず、安居修行に専心精進してほしい。投げ出さないで、向き合って答えを出して下さい。

成り行きに任せるという生き方もあります。それは決して安易な道というものでもありません。人間の判断など当てにならないということを言っているのです。世の中は私の思い通りになることは限られています。身や心を流れにまかせる事が真理にかなうという事が結構あるものです。判断に迷ったら、立ち止まって、ジタバタしないことです。それも仏道です。「随流去」という禅語があります。私に拘らなければ、いつでも、どこでも、なんともない「随所に主となっている本来の自己」を生きているのです。

仏道は広く、深く、こだわりのない、自在な世界です。競争や比較の領域ではなく、天下一品の自己になり切る。それだけの事にいのちを尽くすのです。それを精進と言い、誰に遠慮したり、卑屈になる事もありません。だからこそ、自己には厳しく処していなければなりません。人の事をとやかく批判している場合でも筋合いの世界でもないのです。今後、どんな選択をしようと、それだけの覚悟は持ち合わせていなければなりません。それを「道心」ともいうのです。「道心」があるか、ないか、それが大事ですね。

もうすぐ当初の目標である半年が過ぎようとしています。恥ずかしくない全うな安居を続けてきたことに、改めて師匠ながら感服しています。何もしてやれない師匠ですが、それにしても、あなたの才能や可能性を少しでも活かせる縁を願わずには居られません。

朝晩、少しづつ冷えてきました。風邪などひかないように。初めての事ばかりで、身も心も疲れている事でしょう。体調管理に気をつけて過ごしてください。それでは。また。合掌
 






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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
金琵琶の持て余したり長きひげ  よし
yoshiyoshi
2012/09/18 06:56
このお手紙は、「若き修行者」さんへ郵便で届けられるのでしょうか。これをブログに書いてしまう気持、わかります。とても羨ましく思います。私もこういう親子になりたかった。
志村建世
2012/09/18 21:47

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