再生への旅

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zoom RSS 托鉢いらっしゃーい!点心供養の巻

<<   作成日時 : 2013/01/17 04:58   >>

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雪を掻くために生まれて来てしまふ 玉宗

昨日、大本山總持寺祖院専門僧堂の雲水さん達が役寮さんを先導に11名が来山。寒行托鉢で輪島市内を回り、永福寺に於いて点心供養をさせていただいた。以前にも何度か立ち寄って戴いたこともあったが、今回は弟子がお世話になっていることもあり、久しぶりの点心供養である。
装束を解いて貰い、本堂に於いて本尊上供。皆さんに献香して戴く。

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夫人も嬉々としてお接待していたが、さて、満足して戴いたかどうか。「ウンと食って、スイと寝る」それが「ウンスイ」と古老に教えてもらったことがある。「雲水の口、竈の如し」といった喩えもある。いずれも、ものごとに拘らない修行者の面目を語っていよう。「雲水」「清浄大海衆」とも云う。清浄なること大いなる海の如き仏弟子。「食べさせてやる」のではない。当に私共としては「食べて戴く」のである。

施す、供養する事によって私が救われる。施す事によって「捨てること」が出来る。このような出会い、機会に巡り合える幸いを思うのである。お互いに、できる限りの誠を点じ、戴き、施す。ともに空寂なるのみである。それでよい。腹いっぱい食べて気力を養い、寒行を乗り切ってほしいと切に願う、私と夫人である。

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本堂前で記念写真を撮り、お別れの挨拶。

春になれば、僧堂を下りる雲水さんもいよう。新しく上がって来る新到さんもいよう。安居を同じくするのも今生の一期一会の出会いである。まあ、修行中はいろいろあるだろうが、安居修行で芋の子の角が取れるように、みな、一人前のお坊さんになって国の宝となって戴きたい。

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「之繞」

湯豆腐や顛末なべてつまらなく

雪を掻くために生まれて来てしまふ

雪掻いてなぜか無駄骨らしきもの

あきらかに皸母の形見なる

人恋へば疼くあかぎれ夜もなほ

泣ける夜の居酒屋に聞く冬の雷

拘りは雪掻きにさへあるらしき

春を呼ぶになくてはならぬ男とか

流氷のかたち雪夜の蒙古斑

くさめして之繞紙をはみ出せり

狐火や閨の暗さに迷ふとき

臍を噛むほかはなき寒き夜なりけり

悪意もてぶり返したる寒さとも




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