再生への旅

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zoom RSS やっちまったよ「扁桃腺が・・・」

<<   作成日時 : 2013/05/08 04:40   >>

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踊子草そろそろ家へ帰らうか 玉宗

以前から人様より扁桃腺が大きいとは言われていたが、今回のように俄かに熱が出て寝込むようなことはなかった。診察を受けると、カルテに「白苔」と書いているのが見えた。黴菌が繁殖しているのだろう。そんでもって炎症を起こし、熱が出たということか。風邪の菌が扁桃腺を侵したということか。それもなんか急に熱が出だしたという感じだった。そしてあの悪寒のようなもの。

当初は例によって腰やのどやら節々が痛くなり風邪かと思っていたのだが、単なる風邪にしては咳も出ないし、なんか様子が違っていた。いきなり39度近くの熱など出たこともなかったのでこれは只事ではないと秘かに怖気づいていたのであるが、それにしては意識がはっきりしていた。ところが、わが夫人は熱が出て慌てふためいている私を見ていつもの持論を述べる。

「熱が出たことくらいでジタバタしなくていいのよ。出ない方が余程危ないじゃない。からだの中で免疫力が働いているってことでしょ。」

「もしかして、インフルエンザではなかろうか?」

「そうかもね・・・」

「・・・随分な反応だね。熱で頭がオカシクなったらどうすんだい!」

実は熱が出た日の朝、夫人を誘って一時間ばかり散歩に出たのである。運動不足は夫人の方が深刻だと思っていたので、前から何度も一緒に歩くことを勧めていたのである。その日は嫌がることもなくついて来た。多少寒かったが、日向を歩けばそうでもないっといった朝だった。歩く姿勢が悪いなどと夫人をからかったりして植田の広がる門前の里を歩いた。口には出さなかったが二人とも老いということを少し感じていた。

お寺に帰り朝ご飯を食べていつもと変わらぬ午前を過ごしていたのだが、どうも喉が痛い。熱を計るといきなりの「38・8度」である。俄かに腰も痛み出してきた。
休日と言うこともあり病院もやっていない。急患で駈けつけるという手もあるのだが、それもなんだか面倒くさい。その日は夫人の言を信じて大人しく寝ることにした。

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それにしてもどうして扁桃腺を痛めることになったのか?
仕事柄声を出すことが多い方だとは思うが、今に始まったことでもない。人様より長いお経を誦むよう心掛けていることが災いしたのだろうか。加えて加齢による免疫力低下。先生には暫く「声を出さないように」などという法外な注文まで付けられてしまった。

「先生、お坊さんやっているんで声を出さない訳にはいかないんですが・・・」

「ん〜、症状的には非常事態なので、五日分のお薬を差し上げますから。放っておくと切除するということにもなりかねませんよ」

「切除ですか・・・」

「まあ、大丈夫ですよ。うがい薬を小まめにして、お薬で内からやっつければ直りますから」

というような次第で処方に随って、現在快方に向かっている。うがい薬は今後私にとって一生手放せない常備薬になるのかもしれない。

今回のことで夫人が一緒に散歩するのを嫌がるようなことになりはしないかと心配している。


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「闘病記?」

籠りたる熱のまどろみ新樹光

水枕代田に浮かぶ心地して

頼もしき妻のおゐどや聖五月

まず妻を呼んでゐるなり昼寝覚

病院てふ大緑陰に患者たり

薬局は小箱のかたち花水木

しとどなる汗の下着を引き剝がす

冷夏なり頭に響く妻の声

夏初め夢に魘されゐたりけり

あけぼのや股挟みせる夏蒲団

かんばせに朝の光りや夏めきぬ

たかんなの如く寝かされゐたりけり

夕凪やひとりし眠るしづけさの

まなうらの藤の花房見て眠る

喰うて寝て寝て喰うて寝て夏さびし

夢に見る故郷いつも緑さし

枕辺にメロンを置いて出て行きぬ

著莪の花まるで病人ではないか

折りからの卯の花腐し眠るべし

馬鈴薯の芽を掻くころぞ回復期

出て歩く膝のかろさや南風









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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
たかんなの如く寝かされゐたりけり

扁桃腺になりましたか?
どうぞ・・無理を為さらずに
おはようございます。
2013/05/08 06:21
毎朝の説教をお休みになるとは珍しいと思っていました。お見舞い申し上げます。
夫にも早く御句にあります、「出て歩く膝のかろさや南風」を味あわせてあげたいものです。
花てぼ
2013/05/08 08:26
私の場合8年間患った扁桃炎がファンギゾンシロップで治りましたよ。
Q
2014/06/18 13:04

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