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zoom RSS 今日の詭弁「夫婦間の約束の時間とは?!」

<<   作成日時 : 2013/07/03 04:59   >>

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峪を出て一気に青田風となる 玉宗

法戦式の準備も佳境に入って、流石の夫人も最終決断を余儀なくされている昨日今日。

さて、私と夫人は血液型が同じA型ではあるが、その性格は見事に両極端をなしていることが多い。これでよく夫婦でいられるというのも世界七不思議のひとつではあるまいか。今回は二人の時間の感覚の相違について詭弁を弄してみたい。

私は約束の時間の15分から30分前には現場にいる質の人間である。出家する以前から人を待たせることへの申し訳なさ、畏れがあるようだ。そんな謂れのない根性が抜き難くあり、それがお坊さんの世界に入って加速された観がある。僧堂生活を体験して、その規律から学んだことは自己を下座に置くという生きる作法といったものが一つあげられよう。それは本来的に卑屈さや姑息さとは違う無私なる捨身行である。(大袈裟かな…)

一方の夫人は人を待たせることへの問題意識がないかの如くである。少なくとも私に対してはそうだ。(というか、そういうことなのか・・)
いつも約束の時間ぎりぎりにやってくる。夫人の言い分だと「時間通りだ」ということになる。確かに時間通りではあるが、それでいいんだろうか?と私はいつも不満を募らせるのである。出掛けるときだってそうである。「7時に出掛けるぞ」として、私は10分前には車の運転席に座って玄関先で待ち構えているのであるが、夫人はやっぱり時間ぎりぎりにならないと出て来ない。「いったい、何様のつもりなんだか・・」といった妄想が湧くわけである。

ときどきクラクションを鳴らして催促すると叱られる始末である。こんなことがほぼ毎日のように飽きもせず30年間続いて来たのである。私のストレスも相当なものであるが、最近夫人のストレスも相当なものであろうことに気付いたりしている。現代社会ではこのような夫の行為は所謂パワハラ、ドメステックバイオレンスっていうんですか、人権問題なのであろう。有難いことに今のところ夫人はこの問題を第三者を介して提訴する気は無いようである。

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というような訳で、「約束の時間」とは何だろうかと思案したりする。正確には「夫婦間の約束の時間」ではあるが。

約束とはお互いの合意を以って将来の権利義務の履行を担保するものだろう。せっかちな私は約束の時間を自分に引き寄せる癖がある。というか約束の時間という観念に引き摺られているのであろう。約束にも色々ある。生死に関わる約束からどうでもいいような約束まで様々であろう。私の約束とはどれもこれも生死に関わる、つまり仏道に関わるのだと夫人には言うのであるが、どうも理解されていないらしい。(もしかして夫人は仏道を理解していないのかもしれない・・・。)

一方の一見暢気な夫人にとって約束の時間とは「おおよそのこと・だいたいのこと」であるらしい。スケールが違うようだ。実に大雑把なもんである。実にいい加減なもんである。実に見上げたもんである。唐突ではあるが、私なんかはそこはお腹を痛めて子供を産む女の、時間への信頼、生死への信頼、諸行無常への信頼、いのちへの信頼、血や肉や土への信頼、逞しささえ感じるのである。あなた任せっていうんですか。やはり女性は基本的に従順な動物なではなかろうかと思う次第。

だからつまり、「時間とはいのち」なのである。夫人の時間感覚は悠久的で、私のそれは刹那的である。仏道を唱えるものが刹那的とは何事かと謂われるかもしれないが、要するに修行が足りないのである。というより修行の方向性に問題があるのだろう。その辺は自覚しているのだから吾ながら大したもんである。それは私の個性だということにして戴きたい。

それにしても、捨てられもせず、30年間夫婦でやってきたのも夫人の悠久なる世界に包まれてきたという話しに落ち着くのだろう。まあ、それも悪くはない。

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「半夏生」

半夏生消え入りさうな影ばかり

夕涼み市中引き回しの貌で

晒したる首から上が日焼せり

棺桶の中の顔して三尺寝

人生に感けてをれば不如帰

死ぬる世に秘めごと多し守宮鳴く

蛇衣を別れ話の縺れより

先生の人間臭き素足かな

偶に来る叔父が草笛吹いてをり

夕焼けの向かうへ物を売りにゆく

紫陽花が期待外れに花を垂れ

頼朝を煙に巻いたる竹婦人







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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
几帳面なご住職さまのありのままのお気持ちが伝わってきます。「時は金なり」ですから、遅刻しなければ宜しいでしょう。いつもギリギリの人は時間管理ができている裏返しでもあります。「いつも」なので約束の15分前と決めれば、それを履行することは可能です。例えばの話しですが、奥様はこの15分前が時間の無駄と判断しているのです。時間の観念が無いのではなく、人それぞれということでしょう。
閑話ノート
2013/07/03 06:15
私もA型ですが ご住職様と同じで 約束の時間の15分〜30分前には、ことが進む様に出来ています。それが最近加速しています。息子達には・・歳のせいだ!と・・嘆かれています。
奥様の性格が、本当に微笑ましく、羨ましく・・読ませて頂きました。
たか子
2013/07/03 10:57
閑話ノート樣。
仰る通りですね。
夫人の方が余程時間を丁寧に生きいて、教えられることが多いです。悔しいですが。(笑)
市堀
2013/07/03 17:17

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