再生への旅

アクセスカウンタ

zoom RSS お盆は体力勝負のお坊さん?!

<<   作成日時 : 2013/07/29 04:41   >>

トラックバック 0 / コメント 0

画像


ものの影ゆらめいてゐる昼寝覚 玉宗


能登は八月盆である。
三日には興禅寺の山門施食会。棚経廻りは十二日から十六日まで続く。兼務の永福寺は檀家はないが、市内の信者さんを廻っている。

一般的にお盆前後は故郷に帰省して、身も心も落ちついてゆったり過ごせると思うのだが、お寺は炎天下を終日歩いて廻り、汗だくでお経を上げなければならない。結構、ハードな時季なのである。正直なところ盆と正月は余り好きではない。毎年、役僧さんにお手伝いして貰っているが、年々体力的にきつくなっているのが如実に感じられる様になり、近年特に逃げ腰になっている。罰当たりなことではあるが、無理はしたくないという思いもある。

行き詰る前になんとかしなければならないと思っているところに、昨年から倅も手伝いが出来るようになりひとまず安堵。色々批判もあるのだろうが、お盆行事がお寺と檀信徒の関わり合いを深めている機縁であることは否定できないであろう。私のお寺のような小さなお寺でも、それなりに檀信徒の現世利益の役に立っていることを痛感する日々でもある。少なくとも今現在、能登では旧態依然の、お盆の風習が引き継がれており、お坊さんがなくてはならない存在ではあるようだ。

それにしても、毎年のことだが日盛りの中を棚経に歩いていると、次のような声をかけられる。

「いや〜、方丈さん、書き入れ時で大変だねえ。」

励ましているのか、冷やかしているのか、はたまた羨んでいるのか、返事にこまる。向こうも返事は期待していないだろうから、笑ってやり過ごすのであるが。

まあ、このようなやりとりも、お寺の夏の風物詩なのであろう。目くじら立てるようなことでもない。都会の宗教離れ、お寺離れを見聞していると、気軽に冷やかしてくれているうちはまだマシな方なのかもしれないと思ったりしている。そのような社会の要請に応える為にも、身心ともに体力を維持していかなければならない。

画像



「夜光虫」

吼ゆるかに海の暗さや夜光虫

無花果の色づく妻の乳首ほど

山の端の涼しき星の鳴る夜かな

補陀落の風通りゆく畳かな

ドアを開ければまづ目に入る百合の花

日傘して男を捨てにゆくところ

ステテコの父が唱ふる正信偈

初恋の先生が着る浴衣かな

たらちねの懐ふかきうすごろも

山寺や賽銭箱に蝉の殻

梅干すや鐘撞き堂の窓開けて

世を捨てゝ世に捨てられて古簾








ランキング応援クリック
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 禅・坐禅へ

にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人間・いのちへ

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
お盆は体力勝負のお坊さん?! 再生への旅/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる