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zoom RSS 御誕生寺便り「大本山總持寺を能登の地に・・」

<<   作成日時 : 2013/08/11 04:55   >>

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滝の前怒りのやうなものに耐ゑ 玉宗

御誕生寺便りが届いた。その中に板橋興宗禅師になる以下のような小冊子が同封されていた。全国有縁の僧俗に配布されている。宗門的には結構刺激的なもの。今回はその檄文!?を全文ご紹介し、私見は次回に差し控える。



平成25年7月吉日

横浜にある大本山總持寺を能登の地に復帰したい

 御誕生寺住職  板橋興宗

去る7月6日、能登の大本山總持寺祖院で法要があり、出席した。
久しぶりに能登の總持寺にお詣りして、強く感じたことがある。
この能登の總持寺は七百年ほど前に、瑩山禅師と峨山禅師のお力によって開かれたお寺である。現在の曹洞宗、1万数千ヶ寺の大宗門を築き上げた根源の寺である。

現在は福井県の大本山永平寺と横浜の大本山總持寺が二大本山として、曹洞宗教団の中心となっている。
能登の總持寺は、明治時代に大火にあい、大部分の伽藍を焼失した。その再建にあたり異論が出た。大本山永平寺も、總持寺も日本全体からみれば、北陸の僻地にある。これからの日本は東京を中心に近代国家として、海外にまで進展する時代になっている。
この際、總持寺を東京の近くに再建して飛躍すべきだという意見が出た。それに対し、歴史ある能登の地に再建すべきだと、意見は大きく分かれて大論争になった。

結果的に、總持寺を横浜の鶴見地区に移転することになった。そして現在の大本山總持寺がある。
その後、能登のもとの境内地には大伽藍が建てられ整備された。しかし、住職は横浜の總持寺住職が兼任し、『總持寺祖院』として運営している。その日常の実務のため、出張所長的存在の「監院」が任命されている。
平成二十四年は、大本山總持寺が横浜の地に移されて百年にあたり、盛大な法要がいとなまれた。

現在、横浜の總持寺は百人以上の修行僧が常在し、何千軒もの檀家がある。境内には大学や病院があり、隣接している高等学校もある。日本の佛教界にとっても最大級の活動をしている。宗門の大本山としても盤石の立場にある。能登の地から横浜の地に移した当初の目的は、充分果たしている。ますますの繁栄を祈りたい。

このたび、能登の地を訪ねて、横浜の總持寺を本来の地に復帰すべきでがないか、現在の横浜の大本山總持寺を「大本山總持寺別院」とすべきであると、奇想天外な考えがひらめいた。そして考えれば考えるほど、中傷非難を浴びても、全国の皆様に訴えるべきだと思った次第である。

そして本山の能登復帰が不可能なら、次善の策として能登の總持寺を横浜の總持寺から独立して、坐禅や托鉢を中心にした修行の根本道場とすべきであると思った。
寺の名前も瑩山禅師の大師号を尊重して「常済寺」にしてはどうだろうか。瑩山禅師と峨山禅師の御両尊のお名前をいただいて「瑩峨寺」という案も考えられる。

ここで現代に生きる宗門僧の一人として考えてみたいことがある。
道元禅師は京都の南で生まれた御縁で宇治に興聖寺を建てられた。それなのに、なぜ現在の福井県の奥地に入り永平寺をお建てになられたのか。
また、瑩山禅師は越前の地に生れて永平寺で僧となり、金沢の大乗寺に住職し、中能登の地に永光寺を開き、それから奥能登の地に總持寺を建てられた。

いま宗門では「御開山の報恩行」ということがいわれる。それでは、御開山が心からお悦びになる「報恩行」とはどういうことか。
現代の文明社会の実情は、便利で豊かになればなるほど、犯罪が増え精神異常者や自殺者が多くなっている。「坐禅」を重んじた修行生活こそが、生きる指針となることを、宗門人は自覚すべきである。七百年前、瑩山禅師と峨山禅師はなぜ能登の地をえらんで坐禅の修行道場を建てられたのか。
瑩山禅師はじめ祖師がたの道心を謙虚に学び反省すべきではあるまいか。




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「青瓢」

裏山に萱の葉刈るも盆支度

ゆふぐれの父は優しい青瓢

朝市の地べたに売れる盆のもの

蝸牛見ぬまま梅雨もなし崩し

嫌はれてセイタカアワダチソウとして伸びる

垂乳根をまさぐるごとき残暑かな

どちらかといへばメロンを好みけり

貧しくてもいいうまし瓢箪できたなら

帰省していきなり覗く冷蔵庫

帰省子の図体布団はみ出せり

生娘のごとき白桃手に入れる

滝の前怒りのやうなものに堪ゑ






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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
 すばらしいお考えだと思います。去年の今頃板橋禅師様の講演をお聞きしたことを思い出しています。「奈良時代にかえりましょう」とおっしゃった声が耳に残っています。
くろちゃん
2013/08/11 07:52
清々し 閑か林の 松の韻
門の外にも そよふき渡る
貧女の一灯
2013/08/15 12:12

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