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zoom RSS 不殺生の世界・秋の虫や草たち

<<   作成日時 : 2013/09/09 05:34   >>

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潮騒や月に捧げし葛の花 玉宗

先日、夫人とドライブしながら、秋の七草を数えた。「秋の七草」と言えば、撫子、葛の花、萩、藤袴、女郎花、桔梗、芒であるが、古来は桔梗ではなく朝顔であったという指摘もある。
お寺の庭にあるのは七草のうち萩と藤袴の二種類である。いずれ七草を揃えて境内に咲かせるのも悪くない。花や虫に囲まれて生きていきたいといった思いが私にはある。こう見えて自然派なのである。

歳時記を括れば感じる事だが、自然には四季を通じてなんと多種多様な植物、動物がいきていることであろう。今も外では夜の闇の中で虫たちが鳴いている。蟋蟀、きりぎりす、鉦叩、鈴虫など鳴く虫だけではない。鳴かない多くの虫も又夜の草陰で息を潜めているだろう。秋の静けさの中で多くの生きものと共に生きていることを実感する。

それにしても、ヒトという存在が自然の中で如何にも「異形」であることも同時に感じるのである。自然から生まれた人間が自然離れしている存在とは、如何なることか。その異形なる人間の中でも、更に異形と呼ばれる仏弟子。世間から見れば如何にも「異形」であろうが、私自身は些かなりとも自然な存在でありたいが故の「異形」であるという思いがある。これも又、思えば人間の厄介さの一例であろうか。

ところで七草の花たちや虫たちはそれぞれを異形と感じているのであろうか。ふと、そんな子供じみたことが気になった。多くの異形が共に存在してなんともない。貪りのない不殺生の世界。争いや惨事など執着が絶えない人間世界から見れば不思議な事であり、奇蹟的なことである。


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「秋の七草」

汝がために摘みし撫子すでに萎え

泣き寝入るほかなし葛も月に寝ね

いみじくも逢瀬がころや萩の露

藤袴花の天辺けちらして

行きずりの目にもの見せて女郎花

きちかうの偽りのなき花の色

さりげなくくたびれてゐる芒かな

三界に行きどころなく曼珠沙華

よくみれば咲いてゐる花水引は

猿酒に溺れし僧の悲鳴かな





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