再生への旅

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zoom RSS やっちまったよ・その68「前頭葉の向う傷?!」

<<   作成日時 : 2013/10/14 04:41   >>

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なほざりに神の渡るを肘枕 玉宗

昨日車の洗車液を注入しようとしてボンネットを開けて注入しようとしたところ「ゴツン」とボンネットが頭に落ちてきた。支える事を忘れていたのである。切れることはなかったが赤く腫れそうな気配を察し、慌てて夫人のところへ駆け込んだ。

「お〜い!おでこに車ぶつけちゃったよ・・・いや、バンパー?いや、あれなんちゅうのかいな、とにかくぶつけたんじゃ。熱冷シートないか!」

「信じられない・・・」


幸い大した傷ではない様なのだが思わず昔のトラウマが甦った。というのも、実は私の頭頂とおでこの中ほどには三日月形の傷がある。ツキノワグマのような感じである。

今から40年前にもなる高校卒業を間近に控えたある日、何を思ってか飛び跳ねながら廊下を走り回っていた。スキップでもしていたのだろうか。その勢いで教室へ入ろうとしたその瞬間、「ガツン!!」と頭を鴨居にぶつけてしまった。目から火花が出て、その場にひっくり返った。手を当てると出血している。尋常ではない。保健室へ駆けこんで、応急手当。そのまま病院へ直行である。10針ほども縫ったのではなかったか。ガーゼを当て、網目の縫帯を被って家に帰った。家では学校から連絡を受けていた母が呆れた顔をして待っていた。おそらく気が気ではなかったであろう。

その後、精密検査をすることもなく傷は塞がったが、網を被っているわが姿が恥ずかしく、ついに卒業式は欠席してしまった。人生を躓いた最初である。その傷跡は40年後になった今でも残っている。髪を伸ばしていた頃は隠れて見えなかったが、お坊さんになってスキンヘッドになると隠しようもない。頭の上部ということもあり普段は目に付かないこともあり、特に恥ずかしいという思いもなく生きてきた。

そんなことより、私のトラウマになっているのは、若いころに謂わば前頭葉を保護しているおでこに衝撃を与えて以来、どうも情緒不安定になったような形跡があることだ。爾後、20代前半の精神的放浪に始まり、出家へと傾斜していった人生遍歴、その後の有為転変、右往左往、因果応報、諸行無常を顧みるとき、われながら已むに已まれぬ所業に愕然とするものがある。あれは衝撃による前頭葉の仕業ではなかったか。

「あのときの衝撃が・・おれの人生を狂わせたのでは・・・そして、それは今も続いているのではないか・・。悪魔の所業・・・わしは病人か・・というか、あの衝撃がなかったらもっとマシな人間になっていたのでは・・・。ん〜、返す返すも注意一秒怪我一生だな」

とはいうものの、今現在の暮らしにこれといった不具合もない。愚痴や後悔を言い出したらきりもない。というより妄想こいていては親にもらったいのちに申し訳ないというものだ。

そんなこんなで、思わず冷汗を掻いた今回の「ボンネット殴打事件」であったとさ。


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「転生」

がらがらと口を漱げば小鳥来る

ひそやかにいよいよ深き虫の闇

転生をあきらめきれぬ菜虫かな

芋虫やうろ覚へなる前の生

日溜りへぬくみに出たる冬隣

秋風に吹かれて何を思ひ出そ

ポケットの中は底無し秋しぐれ

生まれ合はせし辛さありけり柿を剥く

見上げたるそこが故郷カシオペヤ

さながら月の河原にひとり歩むかな

秋蝶追ふこころ許せる友なくて

なほざりに神の渡るを肘枕




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