再生への旅

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zoom RSS やっちまったよ・その69/危機一髪の冬帽子

<<   作成日時 : 2013/11/27 05:06   >>

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ああ見えて意外と初で冬帽子 玉宗


お坊さんが手拭を被っているのをご覧になった方も多いことだろう。僧堂では雲水さん達が姉さん被りのように手拭を頭に巻く。僧堂によって若干巻き方に違いがあるようだ。私も夏場は作務の折に手拭を巻いてする。あれは伊達や酔興でフアッションしているのではない。スキンヘッドを保護するという古来から?の大義名分がある。
今回のやっちまったよは、当にその大義に救われたといって過言ではない。(−−)

信者さんが臼を寄付すると言うので勇んで貰いに行った。欅作りの中々のもんである。二升搗きほどの大きさだろう。思ったほど重くない。ひとりで持ち上げることも出来たので車に積んで永福寺へ持ち帰った。玄関から典座へ行くには式台の上の一枚板のガラス戸を開けて、そこを通って行かなければならない。二枚戸を片方に寄せてそこを通ることにした。経験則からこのくらいの重さを持って二十歩くらいは楽勝の筈であった。
ところが、二三歩あるいたら腰が砕けて引き寄せたガラス戸に臼をぶつけてしまった。いきなりの「ガッチャーン」である。それで済めば良かったのだが、夫人がいきなり悲鳴をあげた。

「あ、ああ、ああ〜!!」

「なな、なんなん?!」

あろうことかガラス戸が二枚一緒に外れて私の方へ倒れてくるではないか!
ソローモーションのようにそれが解るのだが、避けることも出来なかった。慣性の法則に従ってガラス戸は見事にわが頭上にぶち当たり、そしてみごとに砕け散った。厚さにすれは3ミリほどであろうか。それが二枚とも割れた。
頭を直撃したのであるが、ガラスというのは意外と衝撃がないもんである。割れることによって衝撃が拡散されるのだろうか。幸い、手拭ではなく、中国産の毛糸の冬帽子を被っていた。夫人が血相をかくほどの本人にショックはなかったのである。

「あらら、やっちゃったね・・」

といった按配である。

力自慢を見せつけるつもりでもなかったのだが、昔取った杵柄ほど当てにならないものはないという現実を目の当たりにする破目になってしまった。またしても、何事にも慎重な夫人に見下げられてしまった次第である。
それにしても毛糸の冬帽子を被っていてよかった。内心、安堵している。これも仏のご加護かな。なにも被っていなかったら、今頃、アブドーラ・ザ・ブッチャー(古いか?)みたいな頭になっていたに違いない。流石に、あんな頭をしてまでお坊さんでいたくはないな。注意一秒、怪我一生。怪我なくて(毛がなくて)よかったね、といった話でした。


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「初霰」

托鉢の笠に音きく初霰

終の地に翻筋斗打つて初霰

黒雲のばら撒いてゆく霰かな

積まれたる薪を濡らして霰果つ

旅人を驚かしたる雪起し

ひもすがら木枯し聞くや四畳半

冬鳥の翔つ音激しく影なして

宝籤売り場に並び冬ざるゝ

傘を打つしぐれに肩を寄せ合うて

子を呼んで初めての雪仰がしむ

二階より聞こゆる妻の咳き込むが

しはぶきの妻を浚ひに来る夜風






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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
おはよう御座います。
やっちまったよ・・・途中まで読んで
多分また腰を痛めたと思いました。

硝子戸でしたか?

でも、冬帽子被っていて本当に良かったですね。
注意一秒、怪我一生・・たか子もこれから師走ですので、気をつけたい!です。
たか子
2013/11/27 10:27

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