再生への旅

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zoom RSS 運転は人なり

<<   作成日時 : 2013/12/16 05:18   >>

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頭陀袋やつれて師走半ば過ぎ 玉宗

12月も半ばを過ぎようとしている。
昨日は夫人と義姉と三人で、兄弟子の忌明けの法事に出席するために滋賀まで出掛けた。雪もよいの天候だったので、早朝に寺を出たのだが、道中は心配したほどの積雪もなく、除雪や融雪が行き届いていた。午前十時からの法要にも余裕を以って間に合うことができた。

一時間交代に運転をして三人三様の運転の仕方、癖があることに気付いた。
意外だったのは私と夫人より一回りも年上で独身の義姉が一番スピードを出すという事実であった。スピード違反で何度かつかまったこともあるらしいが、幸い今まで無事故である。性格的には几帳面で潔癖症で料理も上手く、三味線を趣味でやっているし、夫人よりは余程「ほとけの方を向いて」生きている。礼儀正しいし、寺族として申し分のない日常を送っている。そんな義姉にして、あのスピード。内に抱えている闇やストレス、或いは叫びのようなものを垣間見たような気がしている。

夫人は三人の中では優良運転の方である。呑気で、ある意味マイペースな日常。時々、忘れものや時間に頓着しないようなところがある。自分の時間に忠実に生きているようにも見える。コツコツ、ボツボツ、ゆっくり生きたがっている。人を押しのけるといった女性ではない。どちらかと言えば控え目であろう。欠点が欠点に見えないような胡散臭いところもあるが、総合的には可もなく不可もないといったところか。実際の運転は私より10キロは速度オーバーで走っている。然し、交差点やカーブでの減速や注意の仕方が悪くない。散漫ではないのである。

夫人も義姉も運転歴は私より長い。二人とも結果的にはゴールドカードの運転免許証である。


さて、私であるが、夫人や義姉に言わせると「怖くって一緒に乗っていられない」そうなのである。
それはスピードを出し過ぎるといったようなことではなく、なぜか乗り心地が悪いらしい。私はそうは思わないのだが、余所見が半端ないという。好奇心が旺盛の所為かとも思われるのだが、結果、ハンドルがぶれたり、車間距離が縮まったり、速度に波があるらしい。ハンドルさばきも下手。挙句に方向音痴。他人の運転には批判的。同乗者がいると頼まれもしないサービス精神を発揮して、のべつ喋りまくるようなところがある。挙句に喉を嗄らしている。運転しながら無性にものを食べたがる。車内での沈黙に耐えれないところがある。一人で運転しているときはそうでもないのだが・・。淋しがり屋が運転したらこのようになる、といった典型なのだろうかと思わないではない。甘えちゃうんだね。結果、運転が散漫になる。

幸いに人身事故を起こしたことは一度もない。然し、対物(ガードレールや縁石。止まっている物体)になんどかぶつかったり、乗り上げたり、こすったりしている。こう見えて、スピード違反と駐車違反はそれぞれ一回づつ。パンクは三回くらいしたかな。雪道でスリップして回転したことが二三回ある。対向車が来ていたらと思うと冷汗が出る、ということが何度かあった。後で振り返ると「俺って、運が良いなあ。神仏に守られているんちゃうかいな」と手を合わせたくなるような場面が結構ある。運転ではないが、能登半島地震の被災体験もまたそう感じたものである。

まあ、結果的に運転に関しては今の私もゴールドカードである。夫人や家族に同乗を嫌がられてはいるが、優良運転手と言って差支えなかろう。

いずれにしても、言えることは「運転もまた人である」ということかな。それは間違いないように思われる。



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「五体」

暖房の効きすぎてゐる法事かな

風花の峠越ゆれば湖北かな

勝ち負けの世が暮れてゆく焚火かな

鳥籠の向かうに坐る冬嶺かな

湯浴みせし妻に柚子の香ただよへる

風にほそみ光りに匂ひ干大根

着膨れて聊か恃むところあり

マスクして言葉失ふ快楽あり

くしやみしてなにか零るゝ五体かな

夜を隔つ壁一枚や冬籠

湯冷めして不信募らせゐたりけり








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