再生への旅

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zoom RSS 生きていく力・釈尊の成道の下に

<<   作成日時 : 2013/12/08 05:09   >>

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手に享けし成道粥のすぐ冷えて 玉宗

組寺での成道会逮夜法要に随喜してきた。

法要では本堂正面の須弥山壇上に「出山釈迦」の軸や仏像が掲げられる。痩せさらばえ、肋骨が浮き出て、髯茫々のお釈迦さま。六年にわたる苦行を続けたが、苦行のみでは悟りを得ることが出来ないと雪山を出る。修行を中断し体を清めるため付近の尼連禅河に沐浴をした。沐浴から上がられたお釈迦さまへ、村の娘・スジャータが食事(乳粥)を施したという。お釈迦様はその後、菩提樹の下に坐られ、明けの明星の下で正法を悟られたと伝えられている。

その因縁を慕い、お寺では成道会法要においてお粥を戴くことになっている。輪島のお寺では乳粥ではなく、小豆粥である。五味粥とも呼ばれるように五穀米を粥にするところもあるらしい。その小豆粥も砂糖がたっぷり入っており、甘く濃い。お勤めの最後にお坊さんから手ずからお粥が配られる。参詣者はそれを手のひらに小さじ一杯分づつ乗せて貰い、今年一年の無事への感謝と、来る年への無病息災を祈りつゝその功徳とご利益を戴くのである。

釈尊の成道という源泉、或いは原石、いのちの輝きがあったからこその今の我々である。諸行無常の人生で、折に触れて釈尊の輝きを戴き、いのちを学び、自己を励まし、生きる力を育てて生きたいものである。

法要が終り、お坊さんは軽い夜食を戴いて帰る。例年夜の10時近くに自坊へ戻る。夜道を歩きながら風音が耳につく季節となったことを実感する。今年も一年間恙無く行持を勤めることができたことに自然と感謝の念が湧く。

風に星が吹き飛ばされそうな夜であった。


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「声」

山茶花の空が余りに味気なく

子を連れて去年の狸の来てをりぬ

火の色の声かとおもふ梟かな

白鳥の声透きとほる空の果て

武蔵野に木枯しを聞く別れかな

開戦日釈尊大悟の日なりけり

冬めくや沈黙といふものの声

和解せしごとくに雪の舞ひ落ちる

絶叫の男落ち行く冬銀河

誰よりも浮かぬ顔して箒売

折鶴の声ありとせば雪もよひ





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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
雀躍し 欣喜のことほぎ 舞い納め
めでとう還る 京の藪内

永らくお世話になりました。
めでたく京の薮内に還るときかと存じます。
この場をおかりして、
興禅寺さま、御一同さま、皆々さまに
深く御禮申しあげます。
ご門前の御繁栄を祈念いたし居ります。

              
Oil Lamp of the Poor
2013/12/08 16:05

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