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zoom RSS 今日の紆余曲折・人生回峰行?!

<<   作成日時 : 2014/01/31 20:49   >>

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てのひらに山河あり雪降りしきる 玉宗

明日から二月である。
寒行托鉢も節分までのあと三日。ところで、比叡山には千日回峰という荒行があるらしい。
寒行托鉢は回峰行のように峰を駆け巡るようなものではないが、考えてみれば私にとっては日々、谷あり山あり雲あり風あり苦楽あり、喜怒哀楽あり、生死あり、愛憎あり、出会いあり別れあり、有為転変あり、迷悟あり、色あり空あり。それぞれに四時循環・春夏秋冬の風景がある。
もう少し時間軸をとれば、受胎期、出生期、幼年期、少年期、青年期、壮年期、中年期、初老期、中老期、晩年期、そして臨終期といった捉え方もあろう。登り坂、下り坂、追い風、向かい風、順境、逆境・・・・まあ、いろいろあって、まさに人生は回峰行ではないか。

生まれてからに今日までの日々が毎日回峰行と言えなくもない。つまり、58年×365日=21170日!

千日回峰を20回以上はしていることになる。道中に展開していた紆余曲折の風景。そこにはいつも新鮮な風景が展開していた筈だが、大方は忘却の彼方である。君の前に道はない。君の歩いた後に道は出来る?そうだろうか?私の歩いた後にだって道は微塵も残ってはいない。道は歩いている今、ここにある。道と共に歩いている。歩いている当所がみちである。今の正体である。比べようがない。わが身ながらも愛おしい。いのちを褒めてあげることに私だって吝かではない。だからどうだって言われれば、ご覧の通りというしかないのだが・・・・

人生に谷あり山ありの山河がなかったらどんなにつまらなく、張り合いのないことであろう。私には私なりの山河がある。雲や風の流れがある。越えるべき自己の風景がある。歩むべき空がある。海がある。生死がある。紆余曲折がある。なんだかんだいいながら諸行無常という大きな流れに棹さして生きてゆくしかない。


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「臑に傷」

生きものの臑に傷ある雪解かな

さびしらの首を差し出し白鳥来

暮れてゆく空の明るさ鴨の声

歳月にためらひありぬうすごほり

人生をあなどる恋の尻尾かな

人の来し夜はよく爆ぜる炭火かな

まだ空の開けぬと笹子頻り鳴き

水仙の花みな耳を澄ましをり

やうやうと冥途に灯る福寿草

俳諧にいさゝか倦みぬ寒明忌



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「日脚伸ぶ」

妻の臍曲がらぬやうに日脚伸ぶ

恋人を生贄にせしくしやみかな

雑炊を平らげ虚脱感に浸る

つべこべと妻がものいふ春隣

大ぶりの飴色氷柱蜑が家

狐火や誰を浚ひに来る月夜

ダメだしを喰らうてゐたる蒲団かな

冷えまさる風に晒して霰餅

寒月の光り差し込む棺かな

人生を弄りし手を懐に




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