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zoom RSS 涅槃団子作務・その1

<<   作成日時 : 2014/02/20 19:57   >>

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涅槃団子花咲くやうに撒きにけり 玉宗

永福寺の涅槃会は地蔵様の縁日に合わせて24日である。明日は涅槃団子を作る。といっても私が一人で作る訳ではない。市内輪島崎町地区の主に漁師さん達の手を借りてする習わしである。毎年、法要二、三日前の海が荒れて「沖止め」と言われる日に集まってもらう。前の晩はお寺の者が団子の下拵えをしておく。材料には約2斗の米粉を使用する。米は托鉢で集めた浄米である。

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一升づつ大きな盥にいれて熱湯を注ぎ、蕎麦粉を捏ねるようにかきまぜる。これが結構重労働で汗をかく。団子の生地は耳たぶより少し硬めのやわらかさが理想的。譬えて言うなら夫人のお尻の固さかな。といっても私にしか分からないだろうが。つまりそういうことで、その辺の捏ね具合は以心伝心、阿吽の呼吸なのである。二十年以上もやっているのだから、当に職人技と言ってよい。引退したら蕎麦屋をしてもやっていけるのではなかろうかと密かに目論んでいる。

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捏ね終わったら、おにぎり程の大きさに切りとって、煎餅状にして置く。乾かぬように明日の朝まで布巾を掛けて置く。ここまでが前日の下拵えである。明日は朝からいよいよ「犬の子」と呼ばれる涅槃団子作り本番である。私は今年も茹でた煎餅状のものを臼で搗く役割に徹することになる。 「僧が搗き漁師が捏ねる涅槃団子 下谷行人」といった俳句を地元の俳人が嘗て作っていた。

(つづく)


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「三界」

そぞろなる春の渚の遥けさよ

寄する波引く波春をひたぶるに

水温むつべこべ申す妻のゐて

目覚めたる山のささやき春の川

三界に家なき猫の恋ならめ

猫と生まれ身に覚えなき恋をする

鳥雲に仏弟子といふ旅人に

ひそやかに咲いてたしかに梅の花

クロッカスきれいな息を吐くやうに

水はまだ空の冷たさ芹を摘む







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