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zoom RSS 今日の天の邪鬼・やっぱり京都行くべ!

<<   作成日時 : 2014/04/27 09:17   >>

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山吹や人里離れ人を恋ひ 玉宗

4月も押し迫ってきた。

世の中は大型ゴールデンウイークに突入したとかで能登の片田舎も騒々しくなってきた。山へ入れば木々も若葉し、渚を歩けば波の音にも夏がそこまで来ていると実感する。季節の運行はものしづかで、何気ない。人の世はそれにかこつけて「私も遊ばなければなりません!」といったホモルーデンスの本能があからさまになってくる。実は、そんな私も人の事は言えない仕儀となった次第の話し。

五月は小さいお寺ながらも行持が目白押しで、行楽なんぞもってのほかだったのだが、昨今の陽気で些か腑が抜け気味である。そういえば、昨年は夫人と一緒に北海道へ行って来たのだった。観光ではないが、お寺の公務を終えて生れ故郷へ足を運んだのだったね。(ああ、楽しかった!)
先日、親子三人で横浜鶴見へ瑞世拝登の一泊二日のプチ旅行をしたのだが、旅行したくてうずうずしているホモ・ルーデンスの夫人がそれで収まる筈もない。

でもって悩み抜きあきらめ抜いた末、まったくもって贅沢で、勿体ない、且つ先の話しではあるが、板橋禅師様の米寿記念祝賀会への出席を躊躇していたのだが、それを口実に京都へ行くことに決断した。夫人同伴の出席である。

「しょうがないなあ・・、まあ、米寿も一生に一回のことだろうし、おやじさんお祝いしてやっかね・・」

「いったい、なに様のつもり!」

みたいな感じで夫人に恩を着せた天の邪鬼ではありんした。締め切りは疾うに過ぎていたのだが、そこはそれ、「なんとかしてよ・・」と寺務方へ威すともなくねだるごろつきのような弟子ではある。憚りながらも、隅に置けない人間とは実に始末に悪いもんで、それにしても、春の陽気は天の邪鬼のへそ曲がりを矯正する効果もあるのかね。

というか、仏弟子ってどんなホモ・サピエンスなんだろうね。本質的にはルーデンスのようにも見えるがどうなんだろう。もしかしてホモ・ソウナンデスってか・・。


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「初蝶」

いつもとは違ふまなざし蝶を追ふ

煌めいて鮎上りゆく山河かな

能登富士を逆しまにせし代田かな

雁ゆくや生家朽ちゆくばかりにて

騙さるゝごとくに雲丹を啜りけり

野良の母迎へに春の夕焼けを

ひねくれて桃の咲くさへ良しとせず

畦塗をつぶさに見てるだけのこと

暮れてゆく水の音にも四月尽

花は葉に死にそこなひしおもひあり


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「口癖」

死ぬまでは少し間のあり苗植うる

口癖がお玉杓子のやうな奴

見た目にも確かに馬糞雲丹であり

どちらかと云へば栄螺のやうな母

猫の子の泪こぼるゝ大欠伸

海はよ海は墓場よ岩燕

つばくらの空がひねくれゐたりけり

一湾を月に鎮めて螢烏賊

色違へ和音奏づるチューリップ

飯蛸の苦しむ様をみて嗤ふ

竹の子飯食うてつまらなさうに生き

をのこ芳し幟はためく日なりけり



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「陽炎」

陽炎の向かうじたばたしてをりぬ

たんぽぽの絮は吹き消すやうに吹く

人を待つ間抜けさ夏の隣りして

甘いものに目がない妻と野に遊ぶ

遠足の声弾みをり空のキャンバス

妻を追ふ必死さ鴨の帰るなり

子を埋む如く馬鈴薯植ゑにけり

詩を喰うて桜しべ降る街に生き

襟口の汚れやすさよ花は葉に

馬の仔の一目散よすぐ止まり







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