再生への旅

アクセスカウンタ

zoom RSS 今日の天の邪鬼・その1「お祝いするこころ」

<<   作成日時 : 2014/04/11 06:28   >>

トラックバック 0 / コメント 0

画像


雪柳白光あふれしだれけり 玉宗


板橋禅師の米寿祝賀会が来月開催されることになっている。
招待の葉書が来ているのだが未だ出欠の返信を出していない。夫人からは何度も出席するように催促されていたのだが、締め切りをとっくに過ぎている。

来月は県内寺院の晋山式が二つあり、興禅寺の花祭りもある。組寺の先住忌もある。週末は法事や中陰が入っていたりして、いつもは暇なお寺が珍しいことに五月はいろいろ予定が詰まっている。なんか落ちつかない。

祝賀会は二十日、会場は京都。
出席できないことはないのだが、どうもこの手の集まりには殆ど足を運んだことはない。外でもない人生の恩人でもある禅師様の恐らく最初で最後の米寿祝賀会である。不肖の弟子は天の邪鬼でもあり、散々禅師に迷惑を掛け、顔に泥を塗って来たようなろくでなしである。ここに至って、無闇に禅師の法縁面して出しゃばることへの遠慮がある。

加えて、数を頼んだり、権威へのおもねり、晴れの舞台への生理的な嫌悪感がある。いじけた思いを優先するひねくれ者。仏弟子とも思えないわがまま。恩知らずと言われることに甘んじる開き直り。それと裏腹なインサイダーでもアウトサイダーでもない優柔不断。不肖なる所以である。人見知り、人間嫌い、天の邪鬼、今に始まったことではない。

私にだってお祝いする気持ちがないわけがない。
この世界への生みの親でもある師匠へ素直に祝意を表現できないことへのもどかしさはあるのだ。そういうことも含めて私のプラスマイナス全部を禅師は理解して下さっていると自惚れてもいる。われながらめんどくさい人間ではある。仏道を歩み始めた倅に偉そうなことを言えた義理ではないのだ。掛け値なしの反面教師。夫婦同伴を期待していた夫人の落胆は察するに余りある。まあ、これが市堀玉宗だと諦めてもらうしかない。

これまでの経験からして、なにかきっかけがあればいいのだが・・・。


画像



元曹洞宗管長・御誕生寺住職 板橋興宗 『柔らかな心で』序 感動のある人は若々しい」より

「失敗のあとで、人間が決まる」といわれる。人間には失敗や挫折はつきものである。挫折によってダメになる人は、世を恨み、人を罵って人生を終える。

挫折によって、驕りを挫かれ、真人間に立ち返る人もいる。人々から手のひらを返したように白眼視され、唾をかけられる。どん底に突き落とされた悔し涙で自分を洗い清め、素直な人間に生れかわる人もいる。あの挫折があったからこそ、現在の意義ある人生を送っていると、合掌する人もあるに違いない。

運、不運は人生につきまとう。運が向いたばかりにダメな人間になる人もいる。不運によって「明日」に立ち向かう勇気の出る人もいる。過ちをおかす人もいる。過ちをおかしたい衝動を人はみな持っている。その衝動こそ「生きる」根源であると言いたい。

しかし、過ちを他人のせいにしてゴマ化そうとする人は、過ちの泥沼に埋没してしまう。過ちを素直に認めて反省する人は、その過ちが新しい出発点となる。
人には長所だけの人もいないし、欠点だけの人もいない。光りの当て方によって長所も欠点となり、欠点も長所となる。心の豊かな人は、他人の長所が大きく見えて温かい関係を結べる。心の貧しい人は、他人の欠点だけが目につき冷たい間柄になる。

日本は敗戦という挫折を契機に大きく飛躍した。経済大国、文化国家と自負するに至った。しかし、日本人はほんとうに「しあわせ」になったろうか。西欧の文化を学び自由と個性の豊かさは得たが、その代わり、日本人本来の美徳を失ってはいないか。自由は「気まま」となり、個性は「身勝手」となり、その歯止めがきかない。恵まれたことが仇となって起こるトラブルが、身辺にあまりにも多い。戦後の好運が不運の影を落としつつある段階になっているように思えてならない。

野に咲く花には赤、黄、緑、紫、まだら色など、その色彩や形は多種多様である。それを好き嫌いするのは自分の側にある。花自体には問題がない。そのけじめを曖昧にしている人には、人生問題解決の糸口すら見つからない。
総括として申し上げたいことは、「目標のある人の苦労は光る」ということである。楽な生き方を願う者には感動がない。感動する心こそ「しあわせ」の源泉である。意欲のない者には努力もないし、挫折もない。あるのは退屈と、とめどもない愚痴の噴出だけである。    板橋興宗 」




画像



「つばめ」

つばめつばめ心ゆるせる友なくて

淋しらのまなこを奪ひ初燕

影となり光りとなりて舞ふ燕

仏弟子の憂鬱にある朝寝かな

おしつこが夕日に映ゆる花菜かな

いたどりのあかがねなして芽吹きけり

春泥の乾きトルソーめく五体

ててなしの土筆とおもふ立ちん棒

雀来てぺんぺん草に沈みけり

ゆふぐれに丸めこまれし蛙かな






テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
今日の天の邪鬼・その1「お祝いするこころ」 再生への旅/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる