再生への旅

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zoom RSS 俳句雑詠

<<   作成日時 : 2014/06/27 17:51   >>

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昼顔の聞きしは誰がため息ぞ 玉宗


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「沙羅の花」

穢れなき空の高みを沙羅の花

虹仰ぐ夢失ひし顔をして

めくるめく天日透かし夏簾

くちなしの花まだ読まぬ文のごと

暮れてゆく水の滑りや囮鮎

堕落せし如くに囮鮎となる

花はみな力を抜いて涼しさよ

水に落ち線香花火煮ゆる音

杏捥ぐ梯子を母の支へをり

出目金の妙に生き生きしてをりぬ

ぬけぬけとこともあらうに蛞蝓



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「ハンカチ」

手も足もまなこも汚れハンカチも

はんざきの塊りとして憂かりけり

暗黒にまなこ冷えゆく蛍狩

白雲の行方も知れず田草取

虫送り闇に潮のあるらしき

早苗饗の父担がれて戻りけり

巡礼の脚投げ出すや雲の峰

偶に来る実家の裏の梅雨菌

昼寝して此の世はみ出すことをせり

熟れてゆく杏欲しがる烏かな

星もまぐはふしづかな夜を濯ぎけり





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「茄子の花」

ててなしの腸熱き子蟷螂

子蟷螂すでに仇打つ面構へ

墨染の袖に火のつく蛍かな

江戸前の風や佃の釣荵

蝉生れ死にゆく日々の始まりぬ

虎が雨母が褥に涙痕

逆しまに空を支へて水馬

待宵草風も怠けることのあり

来し方や浜昼顔に吹く風の

睡蓮の咲いて水面の定まりぬ

茄子の花一つ咲いたり佳しとせむ


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「夏花摘」

振り向けば海の展がる夏花摘

水打ちて風呼び冷ますことをせり

風鈴や風つれづれに忙しげに

聞き分けの良かりし西瓜選びをり

夾竹桃旅に疲れしこころあり

地に降りて鳥あらそへる旱かな

くちなはに抜かれし度肝持ち歩く

聖人はときに笑へる羽抜鶏

うたた寝す足裏の汚れ半夏生

病葉の触れあふ風の渇きかな


















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