再生への旅

アクセスカウンタ

zoom RSS 当季雑詠

<<   作成日時 : 2014/07/19 19:28   >>

トラックバック 0 / コメント 0

画像


百日草しあはせだつたことにして 玉宗




画像


「うろ覚え」

青酸漿母に閼伽汲むゆふべかな

浴衣着て母に甘える日なりけり

裸子や明日あることの眩しさに

遠雷や別れてすぐに逢ひたがり

独活咲いて見渡す限り故山なる

蝉鳴くやうろ覚えなる母の愛

家にゐて宿の心地や茗荷汁

涼しさへ襟を落とせる舞子かな

磯笛の高音を誇り鮑海女

雨雲の腸見ゆる実梅かな

荒梅雨や海へ出たがる鳶の笛



画像




「初蝉」

初蝉を聞きとどめたる海馬かな

蜜豆の甘さが不憫なる妻よ

夜は月に浚はれてゆく浴衣かな

もう二度と逢ふこともなき日傘かな

蚊遣焚き閨に礼儀のなかりけり

羽抜鶏ほとほと悪き女運

鱧鮓や馴れ馴れしくも京ことば

包みたる紙に音して油虫

あめんぼの踏ん張り水面定まりぬ

ががんぼのしどろもどろが起ちたがる

天翔けて消えてなくなる天道虫





画像



「白南風」

飛ぶ鳥の腋の甘さや南風

くちなはの濡れ衣嘘の肌触り

義理といふ曳くに引けざる藪枯らし

梔子の闡かむとして匂ひ立ち

腑が抜けてしまへり昼寝より覚めて

盲ひては手の鳴る方へ黒揚羽

空といふ奈落へ蜘蛛の上りゆく

椿の実かたくなにして艶めきぬ

水無月の母がだらだらしてゐたり

白南風や沖の扉の開くる日ぞ





テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
当季雑詠 再生への旅/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる