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zoom RSS 今日のばかやろう・いのちの教育、って何よ?!

<<   作成日時 : 2014/07/29 22:09   >>

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梅干して妻は何処へ行つたやら 玉宗

高校一年の女子生徒がクラスメートを殺害し、死体を解体していたという事件が起きた。
マスコミでは彼女の生い立ちや家族の事情などが取り上げられ、いつものように差し障りのない識者のコメントが流される。事件が起きた自治体や学校では「いのちの教育」「道徳教育」に取り組んでいた矢先のことで戸惑いの声もあるというようなことも述べられていた。
一方で、義父からの精子提供を受けての体外受精が増えている現状を報告するマスコミ。殺害事件と同じ「いのちの教育」に関わる問題にも関わらず、それがいいことなのか、そうでもないことなのか判断もせず垂れ流している。答は見る側に委ねられていると言えば聞こえはいいが、判断しない無責任社会に加担しているマスコミの功罪にいつまでたっても気がつかないのが不思議なくらいである。

さて、マスコミ問題は置いといて、「いのちの教育」であるが、生きている私とは「いのち戴いている存在」であるという教育や道徳以前の「事実」がある。それは「当たり前」といえば「どうしようもなく、且つ逃げようもなく、一方的な当たり前」であり、ときに「当たり前過ぎて」「感謝」することを忘れて生きている始末になることがよくある。思えば、「当たり前」である「事実」が実は「当たり前でない」と受け取れた時こそが「感謝」の出番なのかもしれん。否、それは憎悪や悔恨の出番かもしれない。「授かる」とは私の都合ではないのだから。いのち授かったことへの自ずからなる感謝の念は如何にして湧くのか。なぜ親に愛されなかった子が人を殺してはいけないのか。誰の精子でもかまわないいのちの掛け替えのなさとは何なのか。教育や道徳という「理屈」だけがその問題を担えるのか。もっと解りやすく言えば、人間の問題を人間の都合だけで解決できるのかということだ。

教育や道徳の面目とは人間を創ることであろう。その現場には可能性としての人間があり、理想があり、試行錯誤がある。人が人を教育し、道徳を勧める醍醐味とは神業に倣おうとする人間らしさの危うさが付き纏っている。どのような理想を掲げようがそれは畢竟の人間の理屈である。
「当たり前」である「いのち」は実は結構奥も幅も深く広い。で、尚且つ、良くも悪しくも得体のしれないところがある。いのちという教育や道徳以前の事実がある。

「教育・道徳・倫理」と事もなげに言うが、「人間」とはそんなに解り切ったものなのかどうか。というか、実際のところは人間の解りやすさを全て受け入れることができるのかどうかであろう。人間社会の問題とはどれもこれも似て非なる煩悩の為せる業であるという神仏からの正当な言い分がある。人間の愚かさこそ万古不易であり、人類の歴史とは自己の愚かさや弱さに少しづつ修正を加え、学んで行く過程なのだと。

生きているとは、様々にして縦横無尽な関わり合いを言うのである。「縁」を生き、生かされている事実がある。それもまた認識以前の話だ。「私」という「些細な、いてもいなくてもいいような存在」でありながらも、「私」とは「とらえどころもない、豊かな、光りと影をもつ大きな世界」と繋がっていると言わざるを得ないところがある。そうとしか言えない「私」の「都合や欲望や執着」を越えた「向う側」の「都合」といっていい関わりがあるのではないか。「いのち戴き生きる」ってことは、そのくらい「とてつもない当たり前」であもあったのだ。私のいのちという大きな謎が蠢いている。私のいのちという旅が続いている。人は誰もがいのちの旅人である。そのような自己のいのちを受け入れることができなくて、人の命の尊さも体外受精もなかろう。それは教育や道徳や倫理といった人間らしさの領域だけではなく、「人間らしさの向う側にあるもの」との「交感」でもあるに違いない。そのような自己との出会いを子供に与えてやりたい。


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「鬼の灯」

魂を呼ぶ団欒鬼が灯を点す

鬼灯の紅きがうれし母が待つ

雲の峰誰も覗かぬ井戸があり

茗荷の子タブーを捨てし辺りより

ふるさとに初蜩を聞くばかり

蜻蛉追ふひとりひとりの深空あり

生や虚ろ死やなほうつろ蟇

あり余る五体昼寝に用立てる

浴衣着て操返せと言はむばかり

先ず妻の名を呼んでゐる昼寝覚




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「赤子」

夕顔抱いて来る赤子拾ひたるごと

うつせみの縋るともまた祈るとも

蓮の葉も赤子包めるほどとなり

生きながら身を裂き蝉の生まれけり

流さるゝ蟻の眼に映るもの

潮騒や身はたそがれの晩夏光

水無月や囚はれびとのあさぼらけ

三伏や垂乳根いよゝ窶れては

墓洗ふ不肖の弟子でありにけり

てゝなしの子に持たせやる花火かな










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