再生への旅

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zoom RSS 盆用意・いのちの灯

<<   作成日時 : 2014/08/10 21:02   >>

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あの雲に乗り遅れたる秋思かな 玉宗

輪島の盆行事が近付いている。
弟子も僧堂から帰寮し、久しぶりに家族団欒の賑わいの中にいる。台風も大きな被害もなく通過したようである。明日からは愈々盆行事の助走が始まる。組寺の葬儀のお手伝いも入った。金沢にいる檀家さんの棚経へも赴かなければならない。お寺の荘厳や盆用意は寺族と弟子の手もあり順調に進みそうである。

「生かされて 今につながる 仏のいのち」

お寺の掲示板に書きだした言葉である。私という先祖から引き継いだ、いのちの灯。今という最先端の事実の広大さ、深さ、豊かさ、掛け替えのなさ、危うさ、奇跡。いのちはいつも諸行無常という風前の灯。いくら惜しんでも、いくら心しても、いくら慈しんでも、いくら貪っても、いくら傷つけても、いくら施しても、いくら励んでも、なるようにしかならない、大いなる、永遠にして、そして、私ひとりのいのちの灯。

一寸先は闇の人生である。私は美しいだろうか。私は輝いているだろうか。私は世界を照らしているだろうか。


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「書斎」

台風の近づいてゐる書斎かな

好き勝手に生きて色なき風を聞く

仄暗き裳裾にけむる花茗荷

混沌に目鼻付けたる糸瓜かな

秋燕腰に帯するものもなし

鹿はみな女体とおもふ近さかな

今もなほ膨張宇宙椿の実

稲妻や空に巨人の影帯びて

時じくの雨に朽ちゆく木槿かな

秋や今はらわた熱き蝉の声



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「みそ萩」

まだ雨の音の中なる昼寝覚

台風が去るまで負けたふりをして

唐黍や破れかぶれの風の中

ゆふぐれの父はやさしや青瓢

剪り掬ぶみそ萩露をこぼしけり

朝市の地べたに並べ盆のもの

送行の僧と乗り合ふ七尾線

ひぐらしや闇に懈怠のやうなもの

かげろふのあるかなきかに目が止まる

生き過ぎて蜻蛉の空もなかりけり

墓洗ふ不肖の弟子でありにけり



















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