再生への旅

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zoom RSS 拝啓、良寛さま企画・その後

<<   作成日時 : 2015/06/30 17:59   >>

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困るほど実梅をくれてゆきにけり 玉宗


先日言ってのけた、わがエッセイ集なる「拝啓、良寛さま」出版企画売り込みであるが、「世の中甘くない!」というのが今更の感想である。今日まで三社に断られた、というより門前払いという次第。基本的に持ち込み対応はしていないといったものである。

それはそうだよね。文学賞でも取ったことのある名のある作家とか、名のあるお坊さんなら、出版社の方から頼まなくても依頼がくるのだろうけど、どこの馬の骨とも解らん市堀玉宗では話しにならんというのが現実ですわな。内容もなんだが、内容以前で躓くのが如何にも凡庸な証拠なのだろうね。

それでもまだ返事が来ていないのがあるので、一縷の望みを抱いてはいるのであるが、まあ、最後は身銭を切って自費出版という次第になる可能性もないことはない。然し、それには大蔵大臣である夫人の了解という高いハードルを越えなければならないので、極めて不可能に近い。結局、世に出ることもなく野に埋もれていくのだろうね。

第三句集『安居抄六千句』は近々刊行されるが、それで良しとしなければならないね。欲張っちゃいけん。

それにしてもなんとかならんかなあ・・。




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「いけません」

空を蔽ふ杜の神木半夏生

洗心のまなこにかよふ四葩かな

沖つ島見ゆる茅の輪をくぐりけり

湯湧なる氷室の里の青田かな

働いてばかりの母や飯の汗

梅雨寒く賄ひ飯に火を入るゝ

父さんはもういけません茗荷汁

茗荷の子死人の爪が伸びるかに

誰になんと云はれようとも胡麻の花

百合の花散るや壊れてゆくやうに



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「めくるめく」

うつゝなる写経半ばの昼寝かな

床臥の母へひた打つ天花粉

名人と呼ばれし父の汗疹かな

海女老いて海と契りし肌脱ぎ

女狂ひの兄が水虫こさへけり

捲るめく日差しの中へ金魚売

さびしさうな金魚を一つ買ひにけり

金魚売ゐなくなりたる水溜り

水鉄砲人を憎みし初めなり

水中花嘘も誠も夢もうつゝも

母を愛す父憎かりし雷の夜



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「夏越」

煮炊きの火止めて参ぜし夏祓

ときじくの雨に匂へる茅の輪かな

緑陰にぽんと拍手響きけり

祓ひたまへ祓ひたまへと水無月尽

言はれたるまゝに茅の輪をくぐりけり

氷室饅頭頬張りゐたる安居かな

形代流し橋の上なる人の顏

かしこみかしこみその日暮らしの夏越かな

詔する大海原の涼しさよ

星空をおまけと思ふ夜店かな



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