再生への旅

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zoom RSS 今日の誓願・ありのままに生きる

<<   作成日時 : 2015/07/25 16:44   >>

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白雲の行方も知れず涼しさよ 玉宗

お坊さんという一つの生き方がある。
それは人生の重心を欲望を超えたところに据えている者のこと。超えるとは、わが思いをむなしくすることにほかならない。そうすることによって目の当たりにする私の今ここの実相があり、その地平こそが私の往還すべきところなのだと志す。曲がりなりにもその辺をねらって今日まで生きてきたつもりである。

そんな私の第一義とするものはお金への執着ではなかった。競いあうことでもなかった。数を恃むことでもなかった。本末転倒に生きることでもなかった。名聞利養や毀誉褒貶の埒外に逍遥と生きて人生を歩みたいということに尽きている。そこには既に選り好みや他者という隔たりといったものがないのが理想である。ありのままという私の有為や恣意を離れているが故に救われる命安寧の世界。そんな「ありのまま」の世界に生きる。それはやはり一つの理想を掲げた生き方なのだろうとこの年になって改めて思うのである。

仏法と世法というのも煩わしいことではあるが、仏弟子を名乗るからには自ずから世法とは一線を画したものの見方、価値観、世界観、人生観、生死観がある。人の世に生きている限り、仏道人といえども人間関係の中で成し遂げられていくものであるし、そうでなければならない。そうではあるが、そこにはどの世界でもありうる人間模様、人間らしさの葛藤や失望や恩恵がある。私が生きているかぎり、そのような世界が展開され続ける可能性がある。

そのような人間らしさの中で右往左往し、卑屈になったり慢心になったり、自傷したり他傷したり、浮き足立って生きていく。それでいいのかと仏弟子は問われ試されているのだと心得たいものではある。仏弟子としてのあるべき様を何べんでも自己に問い質して、修正し再生し、逞しく柔軟に人生を歩んでいけたら本望である。出家の甲斐というより生まれてきた甲斐があるというもの。

そのようなな生き方を弟子にも伝えたいのではある、親といえども子に代わって子の人生を歩むことはできない。どんなに親が望んでも子には子の眼差しに映った自己の世界、社会の地平、仏道の通塞、今の様子が展開している。子の自立を願うのに吝かではない。親もまた親としての自立を試されている今生の人生ではあるに違いなのだ。先に生まれたが故に、先に人生を終わるが故に教えなければならないことがある。そしてそうであるが故に踏み込んではならない領域がある。

ありのままとは実に厳粛にして、なんともなく、且つ侵し難いものであると思い知らされている。


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「伝説」

飯饐えて親の死にゆく味すなり

憚りながら土用鰻を食ふことに

河童忌の水掻きもなき目覚めかな

心太その日暮しの気安さの

月星にあからさまなる夏布団

籠枕かなしきときも眠る癖

庭に出て大暑の夜を仰ぐかな

冷酒や人を赦すに手間取りて

なにもかも過ぎたることよ浮いてこい

生きながら伝説となり土用干


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「まぼろし」

一人より二人淋しき桔梗かな

朝顔や佳きことのまだあるやうに

青きまゝ落ちたる栗や坂がかり

はち切れむばかりに太る茄子かな

生前も死後もまぼろし水を打つ

梅干すや日は午にせまる峡の家

夜の向かうへ差し出しにゆく浴衣かな

平手打ちされたる風が南より

悉く反故となり散る槿かな

風を連れ夏も終りの蜻蛉かな

食ひ終るまでは仲良き西瓜かな





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