再生への旅

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zoom RSS 今日の諸法実相・色なき風

<<   作成日時 : 2015/09/11 17:05   >>

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初紅葉紆余曲折のありにけり 玉宗


明日から15日まで大本山總持寺祖院の大遠忌法要が厳修される。膝下の直末寺院の端くれとして随喜させて戴く予定である。境内には震災復興工事の囲いが巡らされており、なにやらただならない雰囲気ではあるが、これもまた巡り合せ。十年後には全工事が終り、見違えるような伽藍と境内の山気の中で落慶祝賀の法要を迎えることであろう。それまで元気でいられるかな、とふと脳裏を掠める。

鐘鼓楼の下の紅葉も色づいてきた。季節が確実に移ろいでいる。
普段は煩悩に追いまくられてものをまっすぐ見ることをしてないが、ときに自然や人生の有為転変にまみえて、光陰がとどまることなく移っていることを目の当たりにする。

秋は素秋ともいい、秋風は色なき風とも言う。一年のうちで一番「素」に帰るときなのかもしれない。春や夏の熱から覚めて、いやがうえにも、いのちや人生の実相に目覚める季節とでもいうか。本来のあり様、生まれて死すべきいのちであることを骨にも身にも心にも銘じろといわんばかり。

人となるためにこの世に生まれ、人となるためにこの世に生き、人となるためにこの世に死ななければならない。きわめて当たり前の存在条件、人としての宿命から目をそらさず、引きこもらず、逃げず、追わず、実相のままに、ありのままに、そのままとしてある。

色なきままに風は諸行無常の説法をし、色なきままに秋の山はもみづるのである。人生もまた然り。妄想を交えず、諸行無常をまっすぐ受け入れよと自然が教えている。


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「破調」

菊酒を買ひに小僧がひた走る

霧込めの風に脈打つ稲穂波

夜をかけて渡る風あり月晴れて

野を分けて破れかぶれの風がゆく

破調なる風に折れたる芭蕉かな

台風が近づいてゐる納戸かな

算数が苦手できりたんぽが好きで

菊枕して月の褥のあかるさよ

月星の澄み極まりしさゆれかな

さよならがゑのころほどの遠さなら



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「尻の向かう」

コスモスの見えてどうでもよくなりぬ

梨喰うて樽になりたる心地せり

梨売りのさほど売る気のないらしく

尻の向かうで木賊を刈つてゐる母じや

椿の実裂けて混沌覗きをり

柿実る空に貸し借りなかりけり

淋しらの虫が海馬にゐるらしき

面影の押し寄せてくる芒かな

ポケットは意外とエロス小鳥来る

秋の風なかば投げ遣りにして吹きぬ


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「転生」

初紅葉光陰免れ難くして

生まれ変はるほどの高きに登りけり

肉球に釣瓶落としの湿りあり

秋時雨そのまゝ秋のゆふまぐれ

生き死にの帳に鉦を叩くなり

転生のうら哀しさをいぼむしり

コスモスに目覚めて怒る気になれず

もらひ湯の路地の暗さやきりぎりす

秋の蜂尻が入つてゆくところ

蜻蛉に生まれて風の使者となる

仏弟子が風のやうにも豊の秋


















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