再生への旅

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zoom RSS 熊本地震お見舞い

<<   作成日時 : 2016/04/17 16:42   >>

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つばめつばめ山河破れてしまひけり 玉宗

春本番となりました。
境内に植えた一木一草が次々と花を咲かせて目を楽しませ、こころを豊かにしてくれます。桜も例年のように見事な咲きっぷりをみせてくれました。かりそめの世に力を尽くす、一期一会の花のいのち。だれのために咲くのでもない花のなにげなさに癒されます。

生きながらえて見えてくるもの、見えなくなってしまったもの、失くしたもの、授かったもの、いのちがあります。沖に出れば見える海の景色、山に登れば見えてくる里の景色があります。人生があります。人もまた、過ぎたことや先のことに悩み迷うのではなく、今の一歩一歩を誤魔化さず、確かなものにしてゆきたいものです。花は今に輝くことにひたすらです。だからこその美しさなのでしょう。

倒れたところから立ち上がるにはちょっとした勇気と力がいります。あきらめないで、手を差し伸べてください。こころをひらいてください。それに応えるこころが必ずあります。

熊本地震に被災されたみなさん。どうか、あきらめないで生きぬいて下さい。もう一度、なんどでも、厳しくも豊かな自然のなかで心豊かに暮らせることを切に祈っています。

しなやかに、たくましく、今を、命を、大事に。合掌。


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「吾輩」

吾輩を置き去りにして竹の秋

言伝に筍掘つてゐるからと

陽炎を吐き出す郵便ポストかな

逃水を跨げと夢に魘されて

蟠るかたちの山が笑ひけり

春たけなは猫も杓子も山河大地も

春の夜の家喰ふ二十日鼠かな

月も日も水にかげろふ水芭蕉

花冷の夜空火の国悼むかに

うらがなし春の夢より覚めてなほ


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「一二三四五六七八九十」

ひそやかに一人静とこゝに咲き

よるべなき縁も二人静なる

木瓜の花三人寄れば智恵うまれ

一八の四五枚ほどの葉なりけり

助手席に戻れば落花五六枚

芽吹きてはまだ色もたぬ七変化

土曜日の上の空なるあたゝかさ

馬鈴薯植うる九人生みたる尻掲げ

十人は歩いたやうだ春の泥

本堂の裏はひんやり著莪の花

後衣の踏むべくありぬ松落葉

蜂の来てぶらさがりゆく錨草

山吹や小熊溺るゝ川の瀬の


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「捨て子」

つばめつばめ山河破れてしまひけり

パンジーの風ひたぶるに明るかり

山晴れてひとり汗ばむ蕨狩

たかんなの空傾れけり風青く

竹の子の捨て子ほどなる重さとも

笋や日陰のやうな京女

石楠花に妾のごとく佇める

貰ひたる竹の子を捨てられもせず

たかんなの食べ頃といふたなごころ

田螺鳴くやうに日曜日を過ごす










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