再生への旅

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zoom RSS 今日の公私混同・どうしたもんじゃろのう〜

<<   作成日時 : 2016/05/22 12:06   >>

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蓮浮葉雨粒のせて凝りもせず 玉宗

「公僕」という言葉をあまり聞かなくなったように思うのだがどうだろう。
「僕」自体がなんか差別的なのだろうか。まあ、いずれにしても公なる立場についておられる方々の心得といったものが自ずからあるものだとは思うのだが、人はよく、その為したり為さなかったりするところの根拠を自己の内外におくものではある。「人様のため」とか「社会のため」とか「平和のため」とか「正義のため」とか「何々のため」といったようなことを思ったり、弁解したりする。しかし、その本当のところ、実相はどうなんだろうかと私なんか疑ってみたりする訳。実際のところは「おまえの欲のため」ではないのかといった謂れなき声がいつのころよりか聞こえて久しい。

私自身の中にそのような自己欺瞞が巣食っているのを誰よりも知っているつもり。というか、自己欺瞞云々以前の問題として、私自身の中には「公なる領域と私なる領域」があるといえばあるようだし、ないといえばないといっても差し付かえない混沌がある。それが私であり、そんな私の為したり、為さなかったりする行為や言動の根本のところ、最初の一歩、志、ベクトル、後押し、アリバイとなっているものを「公」というにはいささか憚れるのではあるが、徹頭徹尾「私的に過ぎない」といってしまうには言いがかりではないかと言いたくなるのも正直な思いではある。「欲」も「公」も「私」もただそうあるばかりのものである。誰かの都合でどうにかなったりならなかったりするような筋合いのものなのだろうか。

いのちそのものは「公」にして「私」なるものではないか。本来まさに「公私混同」というか「公私混沌」なるものであろう。それがそのままいのちのダイナモとなっている。私の「公」なる領域とは何に対する僕、布施なのであろうか。私の「私」なる領域とは如何なる都合の僕、布施であるのか。その一方で「公」は徹底「公」なのであり「私」はどこまでも「私」であることを免れられない断絶が歴然たるものであることも避けられない。抓ればいたいのは誰か、有頂天から奈落に落ちるのはだれか、ほかでもない「公私混沌」を言い逃れとしてきた「私」であるという絶対的な断絶のあることもまた真相である。

ということで、自己責任といったようなことも「公にして私なる」ものであることを忘れてはならないだろう。人は少なからず「公人」なのであり「私人」なのである。人を論うのもなんだが、私の中にある「公私」に亘る自己欺瞞をこそ根絶やしにはしたいもんではあるね。
М知事にそれだけの覚悟、自覚があるのかないのか。お金の使い方もその弁解の仕方も、公人に対する世の常識を逆手にとっての詭弁を弄しているの風情が漂っている。自己欺瞞という哀しい袋小路に行き詰まっている風情がある。このようなことは仏道を語る以前の問題なのであり、私などは少なからず哀しくなったりする。実に、世はどうしたもんじゃろのうと首をかしげざるを得ないね。



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「息遣ひ」

文字摺草や天地返しの息遣ひ

飛ぶ鳥の腋の甘さよ涼しさよ

麦秋や腹を抱へし布袋様

しょうもない愚痴聞いてゐる単衣かな

どかどかと帰りてほどく単衣帯

紫蘭咲きしづかに消ゆる息遣ひ

誑かすやうに掛けある夏衣

風鈴の音が幽かにまぎれなく

小満の勢ひなせる草の丈

脱ぎ置きし夏着にのこる息遣ひ

垂乳根の豊かに匂ふ田植どき

昼寝より覚めて不機嫌極まれり

朝焼に影して戻る父なりき


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「岬」

岬まで歩いてみたる薄暑かな

散り易きアカシアの花ひとり帰る

崩壊は絶頂にあり薔薇香る

芍薬の蕾を蟻が擽れる

潮満ちて煙りのごとき石蓴かな

蛇といふ出会ひがしらのあるばかり

三本は食へると思ふ胡瓜なら

卯浪寄す岬に便り待つごとし

奈落よりひかり吐き出すカラーとも

衣更へてこころ貧しとおもひけり

夏薊傷つくたびに空を見て

また一人浜昼顔にきて坐る

夕焼の岬を廻るバスに乗り


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「東西南北」

えごの花こころ聊か晴れぬ日の

肝っ玉ほどの大きさ葱坊主

木になれず獅子独活花の高きかな

東の野に下りゐる涼しさよ

西方に暇ありけり風薫る

キャラメルの筐にきれいな南風

目瞑りて北を思へる海鵜かな

駅たがへ降りてしまひぬ花いばら

晴れ渡る空に浮かべて山法師

溺愛の深み嵌まる茂りかな

蓮浮葉雨粒のせて凝りもせず

肩肘を張らねば蝶も来て止まる










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