再生への旅

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zoom RSS 永福寺晋山式関連事業進捗状況

<<   作成日時 : 2016/05/25 17:06   >>

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山法師空に翳するものもなし 玉宗


来る11月3日に控えている永福寺晋山式。

法要に先立つ普請等、諸準備の進捗状況ですが、半月ほど前から本堂、庫裏の一部改修工事に掛かっている。資金の勧進をしたのであるが、そちらはほとんど法要諸準備に使わさせていただくことになりそうだ。普請工事や仏具修理、荘厳、衣装等は常什と住職個人の預貯金からの捻出となる。お布施はお寺の維持管理のために使われて当然。もちろん、うちなどは檀家もなく、信者さんたちに支えられてきた骨山である。今回の行事も私自身の布施行、報恩の一端である。布施行、それもまた今生限りの尽力でなければならん。それが次の代の為でもあり、檀信徒の為でもあり、仏法のためでもある。

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もうひとつの関連事業である「記念書籍刊行」であるが、わがエッセイ集『拝啓、良寛さま』を北国出版から刊行する。最終ゲラもほぼ済んで、6月か7月には出来上がるかもしれない。この本は勧進に当たって寄付をしてくださった方々への回信となるもの。当初、副題として「私という生き方」だったのが「曲がりまっすぐ禅の道」に変更された。これは編集長のアドバイスによるもの。さすが、プロですね。校正もそうだが、タイトル一つをとっても売れるように、あるいは作者の意図するところがよく伝わるようにする術といったものを心得ているには感心した。
地元新聞社の出版部の仕事なので、紙上でも紹介してくれるそうだ。ひそかに、増刷となって印税が入ることを期待しているのではあるが・・・。いつもの取らぬ狸の皮算用ではある。


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それにしても、関連事業基金の勧進であるが、正直なところ予想を下回っている。私の力不足、不徳の致すところではあるね。まあ、最終的には、見栄を張らず、あるがままで突っ走っていこうと思っている次第。小さいお寺は小さいなりの充実したやり方があろうというもの。形の大小もなんだが、それ以上に形をして形ならしむる内実の本物さ加減こそが勝負ではないのかな。


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私がいなくなったら倅には煮て食うなり、焼いて食うなり、彼自身のやりたいようにやっていけばよろしいと諭してはある。晋山式もまた生涯の、今を限りとした一里塚に過ぎない。

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「二枚目」

手付かずの大山蓮華花披く

蛇の衣ついて来るなといふやうに

暗黒を山椒魚に呑み込まれ

流れゆく鳰の潜りし水輪かな

鹿の子に見初められては困るなり

二枚目のやうな貌して袋角

亀の子や海のものとも月のものとも

落日の沖に息継ぐ正覚坊

蝙蝠の夕闇裂いて来たりけり

橡の木の高きに花のなほ高く



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「無為徒食」

飯饐える無為徒食にも宵が来て

妻留守の畳を歩く蟻なりし

さっきから身構へてゐる油虫

ほどきたるやうにひらめく花さうぶ

草笛はうしろ姿のやうに吹く

浜昼顔風切羽の傷ついて

手毬花ご飯をこぼすやうに散る

夏菊を一輪活けしのみなりき

たまらないやうにサイダー飲み干しぬ

ぎしぎしの花の道のべひとりきり

単衣着て裏も表もなき暮らし

アルバムが虹の向かうに濡れてゐる



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「雑然」

昼寝するほかに用事もなかりけり

雑然と暑さの中にゐるばかり

あい吹くと海に恋して帰らざる

陸に上がりし水母のここちしてならぬ

夏蝶の渡りし海と聞くばかり

いつせいに飛び立つ花の鴨足草

よくみれば梅のかたちの青さかな

婿取りの家としみれば栗の花

花とべら海荒るゝ日は散りやすく

昼寝より覚めて尻尾のなきおもひ







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