再生への旅

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zoom RSS 今日の諸悪莫作・怠けたりがんばったり

<<   作成日時 : 2016/06/30 16:45   >>

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雲のこころ水の心や夏安居  玉宗

6月も今日が晦日である。半年が過ぎた。
11月3日に予定している永福寺晋山式まで、あと4か月。一年前から計画立案作業に入っている訳だが、考えてみれば、実質一日の法要の為に無い知恵を絞ったり、汗を掻いているとも思えなくもない。しかし、そう言ってしまえば身も蓋も、仏道もない訳で、目標や目的に向かっている今の一歩一歩、一刻一刻が大事なのであり、また、今ここにしか充実している命の実態はない訳で、つまり成仏とはそういうもので、溜が効いたり、先に置いておいたり、後に引き摺ったりできる筋合いのものではない。

目的達成のための手段、過程ではあるのだが、手段は手段で、過程は過程で今の成仏、実物、充実がある。人生は予定調和を期するだけのものではないことは明白ではある。そうではあるが、得てして、人は先を当てこんだり、不安がったりして今を蔑ろにする。それはそのまま過去や未来を蔑ろにする。いのちを蔑ろにする。

悔いのない、充実した人生を誰もが願う。そして、やれなかったこと、やらなかったことを後悔し、愚痴ることの多い私たち。怠けることにも頑張ることにも、なにかと言い訳をしたがる。心安らかにいきることの易行にして難行。しかし、満足を知らない欲望を度外視して生きてみれば、誤魔化しのきかないなんともなさ、といったものがあることはある。そこに落ち着けることができるかどうか。精進とは後にも引かず、先にも急がず、まっすぐに今を戴くといった、無私なる清浄行ではあったのだね。

怠けたり、がんばったり。いずれにしても人との関わりあい、縁の中でのお互いであってみれば、力を尽くすことのできる出会い、場、縁を大事にしなければならない。それが謂わば人の世の公然の秘訣というものではないかな。




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草むしるうちにだうでもよくなりぬ

氷室饅頭とても四つは食へざりき

紫陽花の毬地にとどく咲き過ぎて

貰ひ過ぎて途方に暮るゝ実梅かな

水遊びするには年を取り過ぎて

海鞘を食ふ男が如才なさ過ぎて

空を飛ぶ鉄の塊昼寝覚

肉片の音し窓打つ蛾なりけり

雨過ぎて零れ敷きたる金糸梅

日の過ぎし海のすさびや月見草


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「経文」

草いきれ経文眠るにほひして

河骨や聞き逃したる口伝あり

悔しき世に自恃すべく酒冷やすべく

馬鈴薯の靨に少し手間取りぬ

荼毘に伏す前のしづけさ雲の峰

背負ふものなき涼しさよはるけくも

夏蝶来かろがろしくもしたゝかに

立葵水平線を見晴るかす

半夏生誰も覗かぬ井戸端の

黒南風や村に一つの鐘の音

雲のこゝろ水のこゝろや夏に籠る



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「そろそろ」

村一つ寝かしつけたる暑さかな

つくづくと生きて来たよな昼寝覚

昼日中眠る幸せ眠るなり

煮炊きの火止めて夏越の祓ひへと

遅れてはならじと茅の輪くゞるなり

形代の半ば溺れて流れけり

橋の上に海を見てゐる夏越かな

海彦山彦いづれ淋しき草の笛

半夏生妻にも髭のやうなもの

水無月や土間の暗さに明け暮れて

そろそろと機嫌直して心太

飯饐えて母の死にゆく味したり

暮れてゆく風のゆくへや月見草








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