再生への旅

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zoom RSS ふるさとの災害に思うこと

<<   作成日時 : 2016/06/18 18:26   >>

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http://blog.goo.ne.jp/ja8mem/e/80b2a1f2971c19d1dbe458f811b5a37f

家を出て家を思へり雲の峰  玉宗

先日来からわが故郷の話題が全国ニュースとなっている。http://gigazine.net/news/20160616-earthquake-hakodate/
七飯町郊外で起きた子供置き去り事故に続いて、16日(木)14時21分頃地震発生、震度六弱を観測した。
私が自身の情報を知ったのはあの日の夕方。早速従兄弟に携帯で安否確認。生地で養殖昆布の生産をしている従兄弟の話によるとドンと縦揺れがあったらしく、心配いらないとのこと。安堵したことである。

生地が面している「内浦湾」は「噴火湾」とも、呼ばれている。嘗て駒ケ岳噴火の火山灰被害が及んだこともあると聞いたことがある。湾を対して向こう岸に当たる洞爺でも洞爺湖噴火は記憶に新しいところだし、昭和新山はまさに「昭和」に入ってから噴火によって隆起した新山である。「噴火湾」とは言ったものだ。

地震に関しては私が中学生の頃、「十勝沖地震http://www.bousai.go.jp/kaigirep/chuobou/senmon/nihonkaiko_chisimajishin/1/pdf/siryou_1_2.pdf#search='%E5%8D%81%E5%8B%9D%E6%B2%96%E5%9C%B0%E9%9C%87+%E6%98%AD%E5%92%8C43%E5%B9%B4'」というのがあった。生まれて初めて体験した地震だった。

あれから50年近く経った。還暦まで生きて来て災害のない年はなかったのであり、それだけでも人生とは危ういものだと思わせるに十分。

先日テレビを見ていたら地震予知に関しての討論番組で、ある外国の学者が、「日本は中国とかなんとかを仮想敵国として万全を期すより、もっと備えなければならない敵がある。それは自然です」というようなことを言っていた。まさにそうだと思った。自然災害を避けられない宿命の日本である。避けられないのであれば被害をどこまでも最小限にすべく叡智を働かせ、国の予算を割り当てるべきではないのか、と私のような無用の非国民は願うのである。

政治や経済の力学を笑うものではないが、腐ってもお坊さんである。人や国に対するに武力や抑止力といった圧力ではなく、心を解き放つ姿勢を根本とするを以て潔しとしなければならないと思ってはいるのである。だれもが故郷を以て生きているだろう。情報化、グローバル化だれてさらに狭くなった感のある世界である。地球である。いまだに人類の愚かさを克服したとも思えない社会。我々は歴史に何を学んでいるのだろう。子供たちの未来へどんな故郷を残すことになるのだろうか。


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「編纂」

昼寝より覚めし眼の動くなり

繍線菊やあの世この世と訣れては

天上に死の匂ひして苔の花

杜若刈るや肉叢濡れそぼち

散り敷いて棗の花と知られけり

さくらんぼ含めば甘くこそばゆき

滾りたる水の行方や囮鮎

蝶が来て梅雨の晴間を伺へる

寝そびれし灯を取りに来る金亀虫

雨が来る沖の冥さや夕菅の

擲ちし手に血塗られゐたる蚊なりけり

編纂に遅れて来る蛞蝓


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「まなざし」

草笛を吹くには遠く生きすぎて

はまなすや海の子われに深まなざし

父を待つ浜豌豆の花陰に

黒百合や立山いよゝ聳えたち

海亀に国産みのなほ続きをり

蛍火のまなざし遠く来たりけり

暮れてゆく海の匂ひや月見草

責める気になれぬ虎魚に睨まれて

亀の子のまなざし濡れてゐたりけり

笹百合の森に苔生す坐禅石

箱庭の空がいささか遠すぎて

髪洗ひ妻が銃後のまなざしに


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「ふと我に」

ふと我に返る片白草咲いて

垣根なき里の暮らしよ鴨足草

淋しらの浜豌豆に来て坐る

仄暗き月日十薬咲くころの

おほばこや子はみな膝を擦りむいて

立葵日差し愈々容赦なく

昼寝覚め気の触れあへる音すなり

伏葱の身を反り返す安居かな

打水やその日暮らしの路地裏の

夏柳太宰入水の日なりけり

水葬の顔照らしゆく蛍かな








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