再生への旅

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zoom RSS 今日の憂鬱・昨日の悪夢

<<   作成日時 : 2016/06/24 18:37   >>

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昼顔の聞きしは誰が溜息ぞ 玉宗

梅雨さ中といった感じの昨日今日。
昼寝をしても晴れぬ憂鬱といったものが漂うね。

イギリスのEU離脱、北朝鮮の核弾道ミサイル実験の成功報道、舛添東京都知事の公私混同疑惑、中国の覇権主義的大洋進出、ヨーロッパの難民問題、イスラム国の暗躍、地球規模の気候変動・・・・。居ながらにして世界の情報が五月雨のように降り注いでくる。私事的にも、先月来から続いている晋山式関連事業の進捗状況の遅れ、更新し続けている俳句のマンネリ化の懸念、遅々として効果が見えぬメタボ対応、精力の減退、その日暮らしとなんら変わらない仏弟子の無聊っていうんですか、・・・・。いやがうえにも憂鬱に拍車をかける訳である。

そんなこんなの仏弟子らしからぬ妄想がちらつく吾輩なのであるが、とっておきは昼寝で夢みた内容がすこぶる訳の分からんものだったこと。

遊説をしている安倍総理が境内で作務をしている吾輩に寄ってきて突っ立っている。秘書がこのお坊さんは格好はひどいが道を悟った禅マスターです、みたいなことを耳打ちした。総理が「仏法とは何ですか?」みたいなことを聞いたようなので、彼のほっぺたを抓ってみた。総理は狐に化かされたような表情をしていた。吾輩としては政治も何だが、自己のいかなるものか、仏法の如何なるものかを解決するのが先ではないのかと諭しているのであるが、以心伝心も有耶無耶のうちにどこかへ行ってしまった。果たして国家百年の安泰、世界平和へ貢献してくるものかどうか、すこぶる疑心暗鬼のうちに目が覚めましたとさ。

好夢というには頗る味気ないし、悪夢というには手ごたえも埒もない。うつつも夢もまた幻であることが多い。



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「雲水」

雲水の風を着こなす安居かな

看経もならぬと蛇も皮を脱ぎ

赤腹の力を抜いて沈みゆく

夏萩のまだ数ならぬ清しさよ

仏弟子はほとんどをのこ苔の花

梵鐘の肌に涼む夏の蝶

この木上らば鬼とはならむ花槐

頭陀袋窶れて夏も闌と

閻魔堂蛍火一つ吐き出しぬ

夏籠の山越ゑてゆく星の数



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「実家」

鍵かけぬ実家の暮らし雲の峰

群を出て少し自由になる目高

暇さうな金魚を一つ掬ひけり

反芻の閊へながらも毛虫ゆく

梅雨晴間母をひっくり返すなり

梅雨晴間パンツを脱ぐに躓きぬ

切株の父に夏蝶来て止まる

銭葵村外れなる石地蔵

夜深くにほふ実家の夏蒲団

宮守鳴く実家の梁の暗さかな

蓮池を廻る目覚めの悪さあり

舟虫のぞろぞろ湧いてゐなくなる

能登沖の開けてはまなす実となりぬ

大海に踝浸す半夏かな



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「雨粒」

折からの雨を喜ぶあかときの

待つことに眼溺るゝ緑雨かな

さみだれを絡めとりたる蜘蛛の糸

蓮の葉に沸き立つごとく雨の粒

うらめしき雨なり擬宝珠花掲ぐ

死に至る病ありけり杜鵑

夏萩の雨に打たれし花の屑

五月雨やさざ波ほどの火を使ひ

洗ひ髪月を待たせてゐる如し

ぶんぶんの夜にまぶれし顔をして





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