再生への旅

アクセスカウンタ

zoom RSS 今日の取らぬ狸の皮算用

<<   作成日時 : 2016/07/03 17:35   >>

トラックバック 0 / コメント 0

画像


夏萩に退けとばかりに風がきて 玉宗

わが句集『安居抄六千句』を出版してちょうど一年が経つんだね。
ベストセラーになるとかなんとか、取らぬ狸の皮算用、言いたい放題の妄想を開陳。我ながら何をやってんだか。結果はご覧の通り、重版することもなく、わが手元にも数十冊残っている。発行元の「邑書林」には在庫が山積みなっているんじゃなかろうか。それにしても懲りずに今も毎日俳句を更新し続けているわたし。またいつの日のか、今度は「安居抄一万句」をだしてみようかな、などと妄想しだしている。

まあ、先の話は置いておいて、なんども紹介するが近々、北国新聞出版からエッセイ集が出る。タイトルは『拝啓、良寛さま』である。定価は高過ぎず安過ぎずといった編集部の指示に従って1800円ほどになるんじゃなかろうか。新聞紙上での宣伝もしてくれるそうだ。アマゾンでも購買できる。諸々を考慮して、今度こそ、ベストセラーを、とひそかに意気込んではいるのである。ここだけの話、乞うご期待!!


画像



「光り」

かんばせに朝のひかりや釣忍

蝶となり海を渡らむ南風

羅やさざ波なせる風の音

蛞蝓の消えてなくなる光りかな

青葉して光りに濡れてゐたりけり

手鏡に返すひかりや夏野原

ポケットに岩波文庫雲の峰

海開き捲れる白きページかな

文体に陰影のあり晩夏光

夕焼を鵜呑みにしたる鴉かな


画像


「二番」

グランドの空を二番子ひとり占め

夕立に遅れて太き風来たる

二番手は意外と気楽捩り花

魂つどふ賑はひにあり立葵

丸めては放り投げたる二番草

晩夏なす能登の残照容赦なく

昼寝覚二番煎じといふ顔で

行水を見るに見かねて覗くなり

後ろから二番目にゐる涼しさよ

疑へば頻りに落つる日雷

初蝉や二番続けて取り直し

手付かずの夜待ちゐたる浴衣かな



画像



「初めて」

白山に腰掛け拝む御来迎

雲海の下に幾たび生きたやら

牛冷やす能登の粗塩舐めさせて

蓮の花風に生き死にありにけり

堕落せし如くに西瓜頬張りぬ

初蝉を聞き止めたる何気なさ

せうがない顔して端居より戻る

もの言はぬ妻怖ろしや夜を濯ぐ

灯点さぬ仏間のくらさ夕立来る

初めての夜はうつくしき浴衣かな

不信なる夜はおそろしき蛾なりけり

満を持し月下美人の夜となりぬ

馨しき夜へ開け放つ夏座敷











テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
今日の取らぬ狸の皮算用 再生への旅/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる