再生への旅

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zoom RSS あけましておめでとうございます。

<<   作成日時 : 2017/01/02 16:57   >>

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西方に日の落ちかかる淑気かな 玉宗

あけましておめでとうございます。
2006年から始めたブログも十年をすぎたのですね。能登半島地震に被災したのが平成19年3月、今年は被災10年目となり、復興記念行事が市内でも予定されているらしいです。興禅寺再建の勧進を始めた翌年から始めたブログです。昨年はその記事の中から纏めたものをエッセイ集『拝啓、良寛さま』として出版できました。ベストセラーとはいきませんでしたが、私の中で一つの区切りとはなりました。

又、倅の永福寺晋山も叶い、師匠として親として俳人として、一人の人間としてまた新たな一歩、次なる人生の目標を目指して日々好日を人生の芯としてぶれることなく、選り好みせず、地に足をつけて、理想高く、こころざしを以て生きて参りたいと思っています。

夫人も私も還暦を過ぎて今年は62歳となります。体力、気力の衰えを些か痛感するこの頃であり、後継者でもある倅に期待するところがなくはないのですが、親として師匠として彼に甘えるつもりもございません。永福寺住職となったとはいえ、まだまだ身につけ心に刻まねばならない学びがあります。自立の道とは生易しいものではありますまい。彼の歩まんとしている道は彼自身が力を尽くして自得し、切り開くべきものです。だからこその苦楽であり、挫折であり救いであり飛躍であり再生でありましょう。

近いところでは私は寒中托鉢が控えております。今年も一人で歩くことになります。春になりましたら畑作務を再開しようと目論んでもいます。今のところはそのくらいの目標です。それから先はそのときになってからというおとで。縁に従い流れのままに、あるがままにゆくっり、じっくり歩んでいきたいですね。昨年は晋山式準備等で夫人にも負担が大だったことでしょう。許されるなら新幹線で北海道へ帰省旅行などしてみたいものです。

酉年でもある今年は、旧にも倍して志強く、そして飛躍の1年となれるように精進して参りたいと存じます。ブログ友の皆様には本年も私のわがままな記事と俳句にお付き合いくださいます様お願い申し上げます。末筆ながら、皆様のご多幸と世の太平を、能登の田舎の一隅の、そのまた隅のお寺より切に祈念致しております。合掌


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北国新聞社からわがエッセイ集『拝啓、良寛さま・曲がり真っすぐ禅の道』(定価*1800円+税)が出版されました。


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政策・販売

北国新聞社 〒920−8588 金沢市南町2−1

п@076−260−3587 (出版局直通)

FAX 076−260−3423

https://g.bookwalker.jp/book/item/B16714182/


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「宵越し」

逝く年のしづかな海を見てゐたる

掃き納め口を漱いで終りけり

年の湯の父口ずさむ曳かれ唄

宵越しの胃の腑は狭し晦日蕎麦

雪隠の風入れ替はる大晦日

隙間風坊守の灯を揺らしけり

年越の大きな夜の帷かな

宵越しの身をよこたふる蒲団かな

底ひなき夜の向かうへ除夜詣

鐘撞いて一つ年取る夜なりけり

ひとり夜の奈落に年を惜しみけり


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「通りすがり」

お降りの音なく朝を濡らしけり

うらじろの反りもめでたき飾りかな

もう喰へぬ母の雑煮と思へば泣け

きのふとは思へぬ遠さ初寝覚

白山の水を神とし注連飾

正月や海に染まらぬ空のいろ

繭玉のはや石となる苫屋かな

噛みあてしごまめの目玉いや固き

時化続く海に真向かふ鏡餅

門に出て通りすがりの御慶かな

三ケ日さざ波ほどの火を使ひ



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「二人」

屠蘇酌むややがて一人となる二人

行きて帰らぬ旅の途中や初山河

初鏡まぬがれがたき歳月の

初夢も語ることなく失せにけり

獅子舞に甘噛みされてよりのこと

父の座に今われ坐る初燈

掃初めやその日暮らしの気楽さの

初湯せし妻の夢さへ知らざりき

白鷲の目にも汚れぬ淑気かな

寝積むや一人暮らしのごとくして

歳月の苦楽をこゝに雑煮椀

二度寝してをるに笹子の喧しき

またもとの二人となりし炬燵かな



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