再生への旅

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zoom RSS 寒行托鉢も折り返しです

<<   作成日時 : 2017/01/20 17:13   >>

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霜解けて力抜けたる冬菜かな 玉宗


今日は大寒。風邪を引いて一週間経つのかな。のどの痛みが抜けない。いつものように腰も痛くなってきた。
今日初めて診療所へ逝って来た。37.3度、の体温計を見せたら看護師さんが待合室から個室へ移ってくださいと、言わば隔離された。インフルエンザを疑われたらしい。先生の所見では風邪ということ。インフルエンザの検査をしたふうでもないのに、高熱が出たらまたそのときお出でくださいと言われた。まあ、医師がそう言うんだったらそうするしかない。
で、処方箋を戴く間も隔離病棟で待機。正面入り口ではなく、隔離室から近い裏口から駐車場へ戻った。

近くの薬局で処方箋を差し出してしばし待つ。名前を呼ばれて薬の説明を受けて、お金を差し出そうとしたら、「連絡先となる電話番号と住所・名前をこの用紙に記入してください」ときた。その用紙も使われなくなった紙の裏側にである。

なんども薬局には来ているが、こんなことは初めてで、少なからず戸惑って、思わず口走った。

「どういう意味ですか?何のために?」

「厚労省からの指示があるものですから・・・。」

それ以上の説明を求めてもよかったのだが、なんだか面倒くさいし。もうしかしたらインフルエンザの疑いのある人はみな書かされているのかなとひとり合点してお寺には帰ったのである。

さて、寒行托鉢も折り返しとなった。風邪を引きながらも今日まで休まず続けているが、流石にお寺に還るとそのまま布団の中へ直行の態であある。倅も慣れぬアメリカで頑張っているのだもの、師匠も風邪を引いたくらいで行事を怠る訳にはいかないと思っている次第。

それにしても、あの薬局の対応気にかかるなあ。



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「謎」

深冬の壁に窶れし頭陀袋

悴みし指もて喜捨の銭数ふ

風邪薬寒九の水に流しこむ

雪晴れて雨だれの音回復期

風邪の子を抱いて眠りし母なりし

花札の裏は真つ黒雪女

謎解けぬまゝ老いたる冬芽かな

河豚を食ふ動機がどうも見当たらず

雪深々誰も覗かぬ井戸があり

日向ぼこ思ひ出したり忘れたり

用足しに行かねばならぬ寒さかな

竹馬をするには夢のなさ過ぎて

能登沖に走る白波初観音


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「緩ぶ」

葱買うて戻るゆふべも小正月

雪しぐれ川瀬に浸かる鼠罠

マネキンの空やうつろに風花す

日脚伸び得をしたのかだうなのか

手負ひせし狼月に傷舐むる

夜の底ひを鉦や太鼓や寒念仏

寒木瓜や瘡蓋疼く日なりけり

瀧凍てゝ蒼き絶叫閉じ籠める

寝てばかりをれぬと春を探すなり

マスクして言葉失ふ快楽あり

遠からぬ春なりパンツ緩ぶぬにも

探梅の膝のかろさや病み上がり

寒禽の口を漱ぐや梢の雪



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「甘い」

雀らが雪を啄ばむ甘さうに

寒鴉他意あるごとくゐたりけり

この霜が冬菜を甘くするのだと

小正月すぎしころより泪して

命日の母よ皸疼くころ

父が生き父が死んだる冬の海

ひもすがら能登の海鳴り寒晒し

兄よりも老いたり冬も七めぐり

寒濤のかき消す父の無念とも

面様年頭寒念仏とすれちがふ

能登沖の島より来る歳の神

耳奥に遺れる母のしはぶくが

大寒や薬缶にお湯の滾つさへ

生きてゐるこゝが最果て冬菫



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