再生への旅

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zoom RSS 一心本尊の徳泉寺復興

<<   作成日時 : 2017/10/26 04:54   >>

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菊の香や彼の世この世と手向くべく  玉宗



宮城県山元町笠野の徳泉寺は、沿岸部から僅か300メートルのところに位置し、東日本大震災で大津波に襲われ伽藍・仏具等はすべて流失。檀家さんのほとんどの家屋も流され、墓所も壊滅的な被害となった。現在もあたりは災害危険区域となり、住まいすることができない状態である。

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兼務住職である早坂文明老師は曹洞宗東北管区教化センター統監でもある。テレホン法話を震災以前から今も継続している。この度、縁があって老師の著作や活動の一端を窺い知ることが出来た。

老師から戴いたお手紙の一部である。

「東日本大震災以降、普通のことが普通でなくなり、普通でないことが普通になりました。しかし、どのような状況の中でも、息をすることだけはできるだけ普通でありたいと願ってきました。私にとっての十日毎のテレホン法話の更新は、ある意味息をすることに似ています。だから今日まで継続できているのかもしれません。それもこれも、お聴き下さっている方やお見守りいただいている多くのみなさまのおかげです。

どんなささやかな一歩でも、その一歩を踏み出さなければ復興へは向かえません。「辛いけど忘れない。忘れられたらもっと辛い」という心をお汲み取りいただければ幸いです。後略」



そのような中、徳泉寺の本尊のお釈迦様だけは奇跡的に無事発見されたのだという。どんな災難に遭っても、人々の支えになろうとする一心で踏み止まった奇跡のご本尊を「一心本尊」と名付けた。ほんとうの故郷の復興を思うとき、人々の心の拠りどころとなる祈る場所が必要である。お寺を再建するとは、単に建物を建てるだけでなく、祈るところを必要とする多くの人々の心の再建にもつながる。東日本大震災の復興は今も尚続いている。お寺の復興は地域の復興でもあろう。

徳泉寺では心ある方々からの写経の功徳により復興を目指そうとしている。「はがき一文字写経」というものである。

「立ち尽くす故郷に  涙がにじむ
いつかは文字に 願いを込め
生きる標を 掲げたいと
    (やなせなな『ひとつの心』より)

テレホン法話をお聴きいただく方法
 TEL 0223−38−1717
  年中無休・二十四時間いつでも聴けます。



お問い合わせは以下まで。

〒989−2111
宮城県亘理郡山元町坂元字寺前13  徳本寺内
 徳泉寺復興委員会 
   住職  早坂文明

TEL・0223−38−0320
FAX・0223−38−1495
http://www.tokuhonji.jp



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私自身も能登半島地震に被災し、その復興の歩みの中で気づき、学ばされたことがいくつもあった。再生の歩みはどんなに辛くても自分の足を運ばねばならない。そして、手を差し伸べることだ。それに応える手が必ずある。こころを開いてくことだ。それに応えてくれる真心が必ず現われる。この地上に傷ついたものが立ち上がるにはやはり、この地上を於いて余所にはない。被災者の皆さんにはまだまだ不自由な、辛い日々が続くことであろう。肩の力を少し抜いて、一人で頑張りすぎないでほしい。被災者もそうでないものも、支える者も、支えられる者も、共にそれぞれのご縁を大切にして、遠慮なくその相互の縁の力を活かしてほしい。東北の純朴で優しい人たちの、美しい故郷の再生を願って已まない。合掌


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「ない」

何気ない顔して秋を惜しむなり

障子貼りするには腰が重すぎて

新米ではないとはとても言へぬなり

秋刀魚焼く如何にもそんな顔をして

今日などは熱燗にしてもおかしくない

なにもないけどこさへてくれし走り蕎麦

威勢よく食はねばならぬとろゝ汁

鱲子を食べる理由が見当たらない

気の合はぬ奴と出くはす茸狩

竹伐れば姫をりそんな訳がない

浅漬や酸いも甘いも二人して

紅葉冷え我慢できないこともない

澄み透る水に手を切る新豆腐

金がない灯下親しむほかにない




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