再生への旅

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zoom RSS 落葉掃き雑感

<<   作成日時 : 2017/11/11 05:15   >>

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落葉掃くにも拘りのあるらしき 玉宗


朝、外へ出てみると、夕べからの雨と大風で一気に落葉していた。朝飯前に一通り掃き終わったのだが、午前中にまたひとしきり風が吹き荒れ、案の定、境内にはまた落葉が敷き詰められた。その散り具合が、結構いい絵になっている。

禅寺には塵一つ落ちていない、というのがポリシーである。
掃き清められた境内というものは身も心も掃き清められたような気分になって、悪い気はしない。それはそうなんだが、雑然と落葉している図というのも、それはそれでいいもんである。風情というものであろう。人間の都合で庭に植えられた木々にしてみれば、自然の法則に遵っているだけのこと。葉っぱのフレディーだって、お坊さんに掃き寄せられ、焚き火させられたんじゃ可哀想というものだ。

しかし、そうは言っても、お寺は私一人のものではない。不定期にやってくる参拝者が私と同じ風情を共有しているとは限らない。実際のところ、どうなんだろう。四六時中掃き清められた境内なんて息苦しいんじゃないんだろうか。然し、そんなに雑然、自然がいいなら、山男になればいいと言われそうだし、ゴミ屋敷おじさんの烙印を押されるのも本意ではない。然し、風情をなんとかしたい。

だが、掃除もしていないお寺へお賽銭を喜んで捨てたくない気持ちも分からないではない。でも作務は強制的労働ではない。そうは言っても、職務怠慢なら檀家さんに排斥されるかもしれない。そうなれば死活問題である。嗚呼、何事もものには程度があるということか。結構、落葉掃きって、由々しきことなんだなあ。




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「さしおきて」

追ひつけぬ空の彼方へ雪婆

さよならの文読むごとし散る紅葉

寒さうな男見てゐる烏なりけり

生きながらまなこ枯れゆくいぼむしり

さしおきて母の手になる蕪鮓

月よりの使者かとおもふ焼芋屋

冥土の土産に大根引かせてもらひけり

九十を過ぎたる母のひなたぼこ

暮れなづむ空のあかるさ鴨の声

夜は夜の風の唄あり木の葉髪





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