再生への旅

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zoom RSS 若葉吹く風のころ

<<   作成日時 : 2018/05/16 03:30   >>

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梢吹く風や安居のまどろみに 玉宗


僧堂では制中に入り、夏安居が始まっている。

季節も若葉吹く風の頃。暑くもなく寒くもなく、先人は坐禅の好時節と仰せられた。極端に偏らない中道の道に叶うからだろうか。

人間は意外と左右のどちらかに偏りがちになりやすい動物なのかもしれない。人生という山河を歩むバランス感覚が試されているのだろうね。生死は一本道ではあるが、それは曲がり真っすぐと言うべきなのが実際のところ。

あっちへぶつかり、こっちへぶつかり、そっちへ行ったり、こっちへ戻ったりしながらも、道の真っただ中、お釈迦様の掌の上。生命の実物に左右なし。偏りなし。行き詰まりなし。証上の修。菩提樹下の我らが坐禅、修行、菩提、涅槃だった。

「生命実物」という「自ずからなる」「莫作」の「自己」。そのような「自己が自己に落ち着く、自己が自己を生きる」こと以外に仏法も仏道もないのだということ。

お前はどっちを向いて生きているのだとしたら、人生、どっちへどう転んでも自己ぎりの自己を生き切る。なんともないところを真っ直ぐ生きる。それがそのまま坐禅の正体であり、道中であることを肝に銘じなければならない。


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「終活」

夏の蝶思ひ余りて来たりけり

蟻来たる探しあぐねるやうにして

捗らぬ終活目高飼ふことに

愛し方分からぬ金魚買ひにけり

透谷忌囚はれ人の眼差しの

困り果て鰺を開きとすることに

誰か来る音してひらく水中花

孑孑が罰の如くに立泳ぎ

安居僧らしきがレジに並びをり

昼寝せむ午後は働くことにして

木香薔薇日差し愈々容赦なく


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